ディーター・クライトラー

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ディーター・クライトラー(Dieter Kreidler, 1943年 - )はドイツ作曲家クラシックギター奏者、指揮者

経歴[編集]

エーベレーベン出身。デュッセルドルフで育ち、はじめは工学を学んだが、1965年に音楽に転向した。すでに合唱団吹奏楽団指揮経験があったクライトラーは、ロベルト・シューマン大学デュッセルドルフでギターを専攻し、1970年に音楽教師の資格を取得した。その後フリーランスのギター教師をしていたが、1973年ケルン音楽大学ヴッパータール校の講師となり、1975年には教授に就任した。学科長などを歴任した後、2009年に退職した。

大学の職務のほかに、デュッセルドルフ・マンドリンオーケストラやノルトライン・ヴェストファーレン州立マンドリンオーケストラなどのマンドリンオーケストラの指導にあたり[1]、ドイツマンドリン連盟の顧問を務めた。さらにリューベックのギター教授のアルベルト・アイグナーと25年以上にわたって「デュエット・コンツェルタント」というギターデュオを組んで、ヨーロッパ各地で演奏活動を行った。その他にも各地で音楽祭やコンクールの審査員を務めた。

またギター教則本の執筆も行っている。1994年にはアマチュア音楽への貢献により、ドイツ連邦共和国功労勲章を受章した。

作品[編集]

ギター独奏[編集]

  • パッサカリア
  • セレナータ

ギター二重奏[編集]

  • デュエット
  • 2つのデュエット

マンドリンオーケストラ[編集]

  • ルンバ
  • タンゴ
  • 舞曲とサウダージ
  • ラテン・グルーヴ
  • ルンバ・フラメンカ
  • 日本の地震 - 2011年3月11日の記憶に

脚注[編集]

  1. ^ Landeszupforchester 1978-2009

外部リンク[編集]