ディンノチェンツォ兄弟

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ディンノチェンツォ兄弟
Fratelli D'Innocenzo
Fratelli D'Innocenzo
生年月日 (1988-07-14) 1988年7月14日(35歳)
出生地 イタリアの旗 イタリア ローマ
主な作品
監督・脚本
悪の寓話
脚本
ドッグマン
 
受賞
ベルリン国際映画祭
銀熊賞(脚本賞)
2020年悪の寓話
その他の賞
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ディンノチェンツォ兄弟(Fratelli D'Innocenzo, Damiano e Fabio D'Innocenzo)は、ダミアーノ・ディンノチェンツォ(Damiano D'Innocenzo, 1988年7月14日 - )とファビオ・ディンノチェンツォ(Fabio D'Innocenzo, 1988年7月14日 - )の双子の兄弟からなるイタリア映画監督脚本家である。

経歴[編集]

ローマのトル・ベッラ・モナカ地区で生まれ、漁師である父の仕事に合わせてアンツィオネットゥーノなどで育つ[1]

2018年、長編1作目となる『La terra dell'abbastanza』が第68回ベルリン国際映画祭英語版のパノラマ部門で上映される。同作では第73回ナストロ・ダルジェント賞の新人監督賞を受賞した。同年にはマッテオ・ガローネ監督作品『ドッグマン』に脚本協力としてクレジットされている

2020年、監督・脚本を手掛けた『悪の寓話』が第70回ベルリン国際映画祭英語版でコンペティションに出品され、銀熊賞(脚本賞)を受賞する。同作は第75回ナストロ・ダルジェント賞で作品賞を含む5部門で受賞したほか、第66回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では編集賞を受賞した。

2021年、長編3作目となる『アメリカ・ラティーナ』がヴェネツィア国際映画祭でコンペティション部門に出品される。

フィルモグラフィー[編集]

作品名 クレジット 備考
監督 脚本
2012 Two Days Yes
2016 Shine Bright Yes 短編映画
Sottoterra Yes ダミアーノのみ参加
2017 The Way Home Yes 短編映画。ダミアーノのみ参加
2018 La terra dell'abbastanza Yes Yes
ドッグマン
Dogman
Yes 脚本協力としてクレジット
2020 悪の寓話[注 1]
Favolacce
Yes Yes
2021 アメリカ・ラティーナ[注 2]
America Latina
Yes Yes
La ragazza ha volato Yes
2022 Educazione fisica Yes
2023 Dostoevskij Yes Yes テレビシリーズ

主な受賞[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ イタリア映画祭2021にて上映[2]
  2. ^ イタリア映画祭2022にて上映[3]

出典[編集]

  1. ^ Ulivi, Stefania (2018年9月6日). “Fratelli D’Innocenzo, i gemelli romani che non si accontentano” (イタリア語). Corriere della Sera. 2022年4月18日閲覧。
  2. ^ 作品情報”. イタリア映画祭2021. 朝日新聞社. 2022年4月19日閲覧。
  3. ^ 作品情報”. イタリア映画祭2022. 朝日新聞社. 2022年4月19日閲覧。

外部リンク[編集]