テンニンチョウ属

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テンニンチョウ属
ホウオウジャク
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
亜目 : スズメ亜目 Passeri
小目 : スズメ小目 Passerida
上科 : スズメ上科 Passeroidea
: テンニンチョウ科 Viduidae
: テンニンチョウ属 Vidua
学名
Vidua Stresemann1914
英名
Widow‐birds

19種

テンニンチョウ属(テンニンチョウぞく、学名 Vidua)は、鳥類スズメ目テンニンチョウ科の1属である。

特徴[編集]

エチオピア区サハラ以南のアフリカ)に生息する。

カエデチョウ科カエデチョウ亜科托卵する。カッコウ科などと違い、托卵相手は種により決まっている。

いくつかの種の繁殖可能な雄は、非常に長い尾羽を持つ。

系統と分類[編集]

系統樹は Johansson et al. (2008)[1]などより。

ハタオリドリ科 Ploceidae

広義のカエデチョウ科

カエデチョウ科 Estrildidae

テンニンチョウ科

テンニンチョウ属 Vidua

? カッコウハタオリ Anomalospiza

テンニンチョウ科に、カッコウハタオリ Anomalospiza と共に分類される。ただしこれらには托卵という共通点はあるものの、真の類縁関係は不明確である。

伝統的にはテンニンチョウ亜科 Viduininae として、広義のハタオリドリ科に含められていた。

系統位置に論争のあるカッコウハタオリを別にすればカエデチョウ科(かつてのハタオリドリ科カエデチョウ亜科)と近縁であり、同じ分類群とされることもあった。Wolters (1957; 1960) はカエデチョウ亜科を広義のカエデチョウ科の亜科とした。Sibley & Ahlquist (1990) はテンニンチョウ亜科をテンニンチョウ族 Viduini としカエデチョウ亜科に含めた。

[編集]

国際鳥類学会議 (IOC)[2]より。19種。

出典[編集]