タイタンオオウスバカミキリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
タイタンオオウスバカミキリ
Titanus giganteus MHNT dos.jpg
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: コウチュウ目(鞘翅目) Coleoptera
亜目 : カブトムシ亜目 Polyphaga
上科 : ハムシ上科 Chrysomeloidea
: カミキリムシ科 Cerambycidae
: Titanus
: タイタンオオウスバカミキリ
T. giganteus
学名
Titanus giganteus
(Linnaeus, 1771)
和名
タイタンオオウスバカミキリ、
オバケオオウスバカミキリ
英名
Titan beetle
Titanus giganteus

タイタンオオウスバカミキリTitanus giganteus)は、昆虫綱鞘翅目カミキリムシ科に属する、カミキリムシ。

特徴[編集]

本種は世界最大カミキリムシとして有名であり、その体長は成虫で150-200mmにも達する。同じ南米産の巨大甲虫であるヘラクレスオオカブトに比べ個体数が圧倒的に少なく、その生態は未解明な点が多い。また近年は個体数が激減しており、絶滅危惧種ともなっている。

ウスバカミキリ種の特徴である前向きの大顎を持つ反面、カミキリムシの特徴である長い触角は、体長の半分ほどしかない。主に南米のブラジル北部とギアナ周辺で採集されているが、その採集数は少なく、生態にも不明な部分が多い。他のカミキリムシや大型甲虫の例からも、幼虫期間は3年かそれ以上と考えられている。本種の幼虫は大きな倒木の中から採取されることが多い。

和名ではその大きさから、低年齢向けの昆虫図鑑等では、オバケオオウスバカミキリとも記載されることがある。

人間との関わり[編集]

世界最大のカミキリムシとして有名であり、その希少性からも現地民に現金収入のため乱獲され、標本用に高額で取引されている。また、他のカミキリムシのようにその幼虫が、現地民に食用とされていた歴史もある。また本種の生息には広大な熱帯雨林が必要であると考えられ、開発による生息地の森林破壊も本種の個体数減少に関わっていると推測されている。

本種の採取方法はライトトラップで得られた個体が殆どである。これはヘラクレスオオカブトと同じく、生息地が奥深く危険地帯であることと、その生息環境がよく分かっていないことに所以する。

関連項目[編集]