スア・ラオ

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スア・ラオラオス餅麹

概要[編集]

稲藁シダなどを用いず、だけで作るのが東南アジアの他の餅麹と比較した時の大きな特徴である[1]米粉に既存のスア・ラオと水を加えて混ぜ、直径3cmほどの餅型にし、屋内の棚に3 - 4日置く[1][2]。その後、天日で1 - 2日干して、冷めたら完成となり室内で保管する[1]

ラオ・ハイラオ・ラオを作る際に用いられる[3]ほか、ノーンカーイ県ナコーンパノム県を通じて隣国のタイにも輸出されている[2]

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 小崎道雄、岡田早苗、関達治「タイの米酒-籾殻混合酒オウと糯米酒サトー」『日本醸造協会誌』第97巻第1号、日本醸造協会、2002年、46-61頁、doi:10.6013/jbrewsocjapan1988.97.46ISSN 0914-7314NAID 130004306677 
  • 小崎道雄、飯野久和、岡田早苗、関達治「ラオスの醸造酒 (ラオ・ハイlao-hai) と蒸留酒 (ラオ・ラオ, lao-lao)」『日本醸造協会誌』第95巻第3号、日本醸造協会、2000年、193-198頁、doi:10.6013/jbrewsocjapan1988.95.193ISSN 0914-7314NAID 130004306526