ジョージ・ザムカ

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ジョージ・デヴィッド・ザムカ
George D. Zamka
NASA宇宙飛行士
国籍 アメリカ合衆国
現況 引退
生誕 (1962-06-29) 1962年6月29日(61歳)
ニュージャージー州ジャージーシティ
他の職業 テストパイロット
階級 アメリカ海兵隊中佐
宇宙滞在期間 15日2時間23分
選抜試験 1998 NASA Group
ミッション STS-120, STS-130
記章

ジョージ・ザムカ(George David "Zambo" Zamka、1962年 - )は、アメリカ航空宇宙局宇宙飛行士アメリカ海兵隊パイロットで、30以上の異なる航空機で3500時間以上の飛行経験を持つ。2007年10月にはディスカバリー操縦手として国際宇宙ステーションを訪れた。また、2010年2月のSTS-130では、船長を務めた。

生い立ち[編集]

ザムカは、1962年にニュージャージー州ジャージーシティで生まれ、ニューヨークアーヴィントンコロンビアメデリン[1]ロチェスターヒルズで育った。1980年にミシガン州のロチェスター・アダムス高校を卒業した。

彼は既婚であり、2人の子供がいる。一家はコロラド州ミシシッピ州ジョージア州インディアナ州フロリダ州テネシー州で暮らした。コロンビア[2][3]ポーランド[4]系の先祖を持つ。

軍でのキャリア[編集]

1984年に海軍兵学校で数学の学位を取った後、アメリカ海兵隊の少尉に任官された。1985年から1987年にかけて、彼はウィッビー島海軍航空基地A-6の操縦訓練を受け、エルトロ海兵隊空軍基地のVMFA(AW)-242に配属された。1990年には、F/A-18Dの操縦訓練を受け、VMFA(AW)-121に配属された。湾岸戦争の砂漠の嵐作戦では66回出撃した。1993年には、前線航空管制として、キャンプ・ペンドルトンの第5海兵隊1大隊に配属された。1994年12月にはアメリカテストパイロット学校を卒業し、その後F/A-18テストパイロットを務めた。

1997年に、彼はフロリダ工科大学で技術管理の修士号を取得し、1998年にVMFA(AW)-121に戻って日本の岩国飛行場に配属された。

2010年8月、ザムカはほぼ30年に及ぶ勤務を終え、海兵隊を引退した。現在はNASAで働いている。

NASAでのキャリア[編集]

1998年6月、ザムカはNASAの宇宙飛行士プログラムに選ばれ、8月から訓練を始めたと言われている。彼はスペースシャトルの訓練と過程の部門を率いた。ザムカは、STS-120のミッションで初めて宇宙を訪れ、STS-130では船長として2度目の宇宙飛行を行った。

プロモーション活動[編集]

2008年3月、ザムカはSTS-120の乗組員とともにコロンビアのボゴタプラネタリウムを訪れ、200人の生徒、50人の教師、20人の科学者と、宇宙飛行士としての経験を共有した[5]

脚注[編集]

  1. ^ Posada-Swafford, Angela. “George Zamka: astronauta, matematico y 'top gun'” (Spanish). eltiempo.com. 2007年12月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月28日閲覧。
  2. ^ NASA Hispanic Astronauts Archived 2001年7月11日, at the Wayback Machine.
  3. ^ Virgil Fernandez (2006). Hispanic military heroes. Austin, Texas: VFJ Pub. ISBN 0-9675876-1-1. OCLC 63180907 
  4. ^ Astronaut George Zamka in Poland
  5. ^ http://imagiverse.org/resources/explore/forero.htm Zamka visits Bogota's planetarium

出典[編集]

This article incorporates text in the public domain from the National Aeronautics and Space Administration, a U.S. government agency.

外部リンク[編集]

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