ジョン・ロミータ・Jr

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ジョン・ロミータ・Jr
John Romita Jr, 2006.jpg
2006年
本名 John Salvatore Romita, Jr.
生誕 1956年8月17日(58歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク
代表作 アメイジング・スパイダーマン
アイアンマン
キック・アス
アンキャニィX-MEN
受賞 インクポット賞英語版 (1994)
アイズナー賞 (2002)
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ジョン・サルヴァトーレ・ロミータ・JrJohn Salvatore Romita, Jr.[1], 1956年8月17日[2] - )は、アメリカ合衆国コミックのアーティストである。1970年代から2010年代現在までマーベルコミックスで多くの作品を手がけており、JRJRの略称で知られている。

生い立ち[編集]

1960年代よりスパイダーマンのアーティストの1人を務めているコミック作家のジョン・ロミータ・Sr英語版の息子に生まれる[3][4]

キャリア[編集]

ジョン・ロミータ・Jrが初めてマーベルコミックスに貢献したのは13歳の時に『アメイジング・スパイダーマン』第78号(1969年11月)でプラウラー英語版が創造された際であった[5]。ロミータ・JrはマーベルUK英語版でキャリアを始め、『アメイジング・スパイダーマン・アニュアル』第11号(1977年)の「Chaos at the Coffee Bean!」と題された6ページのストーリーでアメリカデビューを果たした[1][6]

ロミータの初期の人気は1978年にライターのデイヴィッド・ミッチェリーニ英語版とアーティストのボブ・レイトン英語版と共に『アイアンマン』のランナーとなった際に始まった。このクリエイティブチームはスタークのボディガード兼ガールフレンドであるベサニー・ケイブ英語版[7]やライバルの実業家であるジャスティン・ハマー[8]といった脇役を生み出した。1980年代初頭には『アメイジング・スパイダーマン』誌に参加し、また新たに創刊された『ダズラー英語版』誌のアーティストも務めた。ロミータとライターのデニス・オニール英語版は『アメイジング・スパイダーマン』第210号(1980年11月)でマダム・ウェブ英語版[9]、第212号(1981年1月)でハイドロマン英語版[10]を初登場させた。1982年にロミータはマーベルコミックで初めてのリミテッド・シリーズ英語版である『マーベルスーパーヒーロー・コンテスト・オブ・チャンピオンズ英語版[11]の作画を務めた。『アメイジング・スパイダーマン』誌でライターのロジャー・スターン英語版と働いていた頃にはホブゴブリンを共同で創造した[12]。1983年から1986年までは『アンキャニィX-MEN』にダン・グリーンン英語版とライターのクリス・クレアモント英語版と共に参加し、フォージ英語版を共同で生み出した[13]。ロミータは1993年にも『アンキャニィX-MEN』に復帰した[6]

1988年から1990年にかけてはライターのアン・ノセンティ英語版、インカーのアル・ウィリアムソン英語版と共に『デアデビル』を手がけ、タイフォイド・マリー英語版を創造した[14]。彼は後に「私がDDを手がけていた間、私が初めて作成プロセスの一部であったように最終的に感じた」と述べている[15]

1990年代には『アイアンマン』に復帰してジョン・バーン英語版脚本の「Armor Wars II」や『パニッシャー・ウォー・ゾーン英語版[16]、ミニシリーズ『ケーブル[17]DCコミックとの企業間クロスオーバー『パニッシャー/バットマン』を手がけた。この間にインカーのクラウス・ヤンソン英語版と頻繁に活動した[6]。1993年にロミータはフランク・ミラーとコラボレーションしてデアデビルのオリジンストーリー『Daredevil: The Man Without Fear』を手がけていた[18]。このストーリーは当初は64ページのグラフィックノベルであったが144ページに増加し、最終的に全5号のリミテッド・シリーズにまで大きくなった[15]。1998年7月にロミータはダン・ユルゲン英語版と共に『ソー[19]、1999年1月にはハワード・マッキー英語版と共に『ピーター・パーカー: スパイダーマン英語版』をリランチした[20]

2001年にロミータはスパイダーマンに復帰し、ライターのJ・マイケル・ストラジンスキーと共に『アメイジング・スパイダーマン』第2期第30号(2001年6月)より参加した[21]。このクリエイティブチームはアメリカ同時多発テロ事件への犠牲者への追悼の物語である第36号(2001年12月)を執筆した[22]。2004年から2005年にかけては『ウルヴァリン』、『ブラックパンサー英語版』、『セントリー英語版』、『アルティメット・ビジョン英語版』を手がけた[6]

2006年、ロミータはジャック・カービーエターナルズ英語版を再解釈したライターのニール・ゲイマンによる全7号のミニシリーズを手がけた[23][24]。2007年にはグレッグ・パク脚本によるマーベルの大型クロスオーバー・リミテッド・シリーズ『ワールド・ウォー・ハルク』のアートを担当した[25][26]

2008年にロミータは再び『アメイジング・スパイダーマン』に復帰した[27]。他にマーベルのアイコン・コミックスより出版されたマーク・ミラー脚本の『キック・アス』を手がけた。これは後に映画化され、ロミータはプロデューサーの1人を務めた他、映画の中のアニメーションによる回想シーンを監督した[28]

2014年2月、DCコミックジェフ・ジョンズ英語版脚本による『スーパーマン英語版』の第3期シリーズの作画をロミータが手がけることを発表した[29][30]。ロミータの『スーパーマン』ではクラウス・ヤンソンがインカーを務める[31]

影響[編集]

ロミータの絵は父のジョン・ロミータ・Sr英語版[3]、コミックアーティストのジャック・カービー[3]ジョン・ビュッセマ英語版[3]、画家のワイス・ファミリー英語版[3]、イラストレーターのチャールズ・ダナ・ギブソン英語版から受けている[3]

ビブリオグラフィ[編集]

DCコミック[編集]

  • Superman vol. 3 #32-33 (2014–present)

マーベルコミックス[編集]

アイコン・コミックス[編集]

マーベルコミックス/DCコミック[編集]

イメージ・コミック[編集]

  • The Gray Area #1-3 (2004)

参考文献[編集]

  1. ^ a b John Romita, Jr.”. Lambiek Comiclopedia (2012年6月3日). 2012年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年6月3日閲覧。
  2. ^ Miller, John Jackson (2005年6月10日). “Comics Industry Birthdays”. Comics Buyer's Guide. 2010年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年12月12日閲覧。
  3. ^ a b c d e f Andreasen, Henrik (2007年11月19日). “Like Father Like Son: John Romita Jr.”. SequentialTart.com. 2007年11月19日閲覧。
  4. ^ Ross, Alex, Introduction, in Spurgeon, Tom; Cunningham, Brian (2011). The Romita Legacy. Dynamic Forces. p. 5. ISBN 978-1933305271. http://books.google.ca/books?id=dXmhU0P3vyIC&pg=PA5&lpg=PA5&dq=%22VIRGINIA+ROMITA%22&source=bl&ots=muql6ro9yX&sig=18ThpAiEPVfqvPiJvcgzz6JNk90&hl=en&sa=X&ei=MU1KUbieDs6tygH0g4HgAQ&ved=0CDgQ6AEwCTgK 2013年3月21日閲覧。. 
  5. ^ DeFalco, Tom; Gilbert, Laura, ed. (2008). “1960s”. Marvel Chronicle A Year by Year History. Dorling Kindersley. p. 139. ISBN 978-0756641238. "Future Marvel artist John Romita, Jr. - who was thirteen years old at the time- came up with a character called the Prowler and sent a drawing to Stan Lee." 
  6. ^ a b c d John Romita, Jr. - Grand Comics Database
  7. ^ Sanderson, Peter "1970s" in Gilbert (2008), p. 187: "In December [1978], co-plotters David Michelinie and Bob Layton, and penciler John Romita, Jr....came up with Bethany Cabe, a highly capable professional bodyguard and a different sort of leading lady."
  8. ^ Sanderson "1970s" in Gilbert (2008), p. 189: "Tony Stark's billionaire nemesis Justin Hammer made his first appearance in The Invincible Iron Man #120 by writer David Michelinie and artist John Romita, Jr. and Bob Layton. "
  9. ^ Manning, Matthew K.; Gilbert, Laura, ed. (2012). “1980s”. Spider-Man Chronicle Celebrating 50 Years of Web-Slinging. Dorling Kindersley. p. 116. ISBN 978-0756692360. "Writer Denny O'Neil's newest contribution to the Spider-Man mythos would come in the form of psychic Madame Web, a character introduced with the help of artist John Romita, Jr." 
  10. ^ Manning "1980s" in Gilbert (2012), p. 118: "In this issue, award-winning writer Denny O'Neil, with collaborator John Romita, Jr., introduced Hydro-Man."
  11. ^ DeFalco "1980s" in Gilbert (2008), p. 208: "Plotted by Mark Gruenwald, Steven Grant, and Bill Mantlo, and penciled by John Romita, Jr., Contest of Champions eventually saw print in June 1982"
  12. ^ Manning "1980s" in Gilbert (2012), p. 133: "Writer Roger Stern and artists John Romita, Jr. and John Romita, Sr. introduced a new - and frighteningly sane - version of the [Green Goblin] concept with the debut of the Hobgoblin."
  13. ^ DeFalco "1980s" in Gilbert (2008), p. 218: "A brilliant weapons inventor Forge was the man the government hired when Tony Stark stopped building munitions."
  14. ^ DeFalco "1980s" in Gilbert (2008), p. 237: "Mary was first introduced in Daredevil #254 by [writer] Ann Nocenti and artist John Romita, Jr."
  15. ^ a b Cordier, Philippe (2007年4月). “Seeing Red: Dissecting Daredevil's Defining Years”. Back Issue (TwoMorrows Publishing) (21): pp. 33–60 which pages are quotes on? 
  16. ^ Manning, Matthew K. "1990s" in Gilbert (2008), p. 258: "The third ongoing series to star vigilante Frank Castle was The Punisher: War Zone, written by Chuck Dixon and with art by John Romita, Jr. and Klaus Janson."
  17. ^ Manning "1990s" in Gilbert (2008), p. 260
  18. ^ Manning "1990s" in Gilbert (2008), p. 264: "Comic legends Frank Miller and John Romita, Jr. united to tell a new version of Daredevil's origin in this carefully crafted five-issue miniseries."
  19. ^ Manning "1990s" in Gilbert (2008), p. 289: "Thor thundered into his new ongoing series by writer Dan Jurgens and artist John Romita, Jr."
  20. ^ Cowsill, Alan "1990s" in Gilbert (2012), p. 246: The second new Spidey title of the month featured a tale written by Howard Mackie and drawn by John Romita, Jr."
  21. ^ Cowsill "2000s" in Gilbert (2012), p. 262: "J. Michael Straczynski and artist John Romita, Jr. took the helm in this issue to create some of the best Spider-Man stories of the decade."
  22. ^ Cowsill "2000s" in Gilbert (2012), p. 265: "The most powerful Spider-Man comic of the year was Straczynski and Romita, Jr.'s response to the horrific events of 9-11...Spider-Man's 9-11 story was a highly charged, beautifully produced tribute to the heroes and victims of the attack."
  23. ^ Richards, Dave (2006年6月9日). “Following in the Footsteps: Romita Talks Eternals”. Comic Book Resources. 2013年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月25日閲覧。
  24. ^ MacQuarrie, Jim (2007年8月3日). “CCI XTRA: Spotlight on Neil Gaiman”. Comic Book Resources. 2012年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月25日閲覧。
  25. ^ Manning "2000s" in Gilbert (2008), p. 336: "Writer Greg Pak teamed up with legendary artists John Romita, Jr. and Klaus Janson for the largest crossover event of 2007, World War Hulk."
  26. ^ Ong Pang Kean, Benjamin (2006年9月14日). “John Romita, Jr.: Returning to and with the Hulk”. Newsarama. 2007年3月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年9月14日閲覧。
  27. ^ Cowsill "2000s" in Gilbert (2012), p. 314
  28. ^ Weintraub, Steve (2010年). “John Romita Jr. Interview: Kick-Ass”. Collider.com. 2014年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月11日閲覧。
  29. ^ Johnston, Rich (2014年2月4日). “Scoop: The New Look For John Romita Jr’s Superman – And Confirmation That Geoff Johns Will Be Writing It”. Bleeding Cool. 2014年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月4日閲覧。
  30. ^ McMillan, Graeme (2014年2月4日). “John Romita Jr. Signs with DC for Superman with Geoff Johns”. The Hollywood Reporter. 2014年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月4日閲覧。
  31. ^ Khouri, Andy (2014年2月4日). “Geoff Johns Returns To Superman In Collaboration With John Romita Jr.”. ComicsAlliance. 2014年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月4日閲覧。

外部リンク[編集]

先代:
キース・ギッフェン英語版
アイアンマン』のアーティスト
1978年 - 1979年
次代:
ジェリー・ビンガム英語版
先代:
ボブ・レイトン英語版
『アイアンマン』のアーティスト
1980年 - 1982年
次代:
アラン・クッパーバーグ英語版
先代:
キース・ポラード英語版
アメイジング・スパイダーマン』のアーティスト
1980年 - 1984年
次代:
ロン・フレンツ英語版
先代:
ポール・スミス英語版
アンキャニィX-MEN』のアーティスト
1983年 - 1986年
次代:
マーク・シルヴェストリ英語版
先代:
リック・レオナルディ英語版
デアデビル』のアーティスト
1988年 - 1990年
次代:
リー・ウィークス英語版
先代:
ハーブ・トリンプ英語版
『アイアンマン』のアーティスト
1990年 - 1991年
次代:
ポール・ライアン英語版
先代:
ブランドン・ピーターソン英語版
『アンキャニィX-MEN』のアーティスト
1993年 - 1994年
次代:
ジョー・マデュレイラ英語版
先代:
ギル・ケイン英語版
スパイダーマン英語版』のアーティスト
1996年 - 1998年
次代:
n/a
先代:
ジョン・バーン英語版
『アメイジング・スパイダーマン』のアーティスト
2000年 - 2004年
次代:
マイク・デオダート
先代:
ダリック・ロバートソン英語版
ウルヴァリン』のアーティスト
2004年 - 2005年
次代:
カーレ・アンドリュース英語版
先代:
n/a
アベンジャーズ』(第4期)のアーティスト
2010年
次代:
クリス・バチャロ英語版