ジャクソン=バニク修正条項

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ジャクソン=バニク修正条項(-しゅうせいじょうこう)とは、アメリカ合衆国通商法第4編の通称。アメリカによる共産圏諸国への経済制裁と、共産圏諸国に在住するユダヤ人の移住を援助した法律。

概要[編集]

ソビエト連邦は在ソユダヤ人の海外移住を制限し、高率の税金を掛けていた。1974年、アメリカは民主党ジャクソン上院議員とバニク下院議員の提案により本条項が盛り込まれ、移民の自由を認めない対象国への最恵国待遇政府信用供与などを制限した。ソ連は反発して1975年1月、最恵国待遇の付与を規定していた米ソ通商協定を破棄した。しかし、結果として在ソユダヤ人のイスラエルやアメリカなどへの移住者は増え、1990年にはソ連もユダヤ人の出国を全面解禁するに至った。

冷戦中は共産圏への経済制裁法の一つとなったが、冷戦終結後は貿易拡大のため、適用解除の動きが進んでいる。

関連項目[編集]