サーストン・ダート

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ロバート・サーストン・ダート(Robert Thurston Dart, 1921年9月3日 - 1971年3月6日)はイギリスロンドンに生まれた音楽学者鍵盤楽器奏者。王立音楽大学で学んだ後、エクスター大学で数学で学位を取得。 第二次世界大戦中の空軍勤務を経て、ブリュッセルベルギーの音楽学者のシャルル・ヴァン・デン・ボーレンに師事。1947年からケンブリッジ大学で教え始め、教授になった。

音楽学者として著作「音楽の解釈」の他、音楽雑誌への執筆を盛んに行った。

その後ケンブリッジを去って、ロンドン大学に音楽学部を創り、生涯教授を務めた。

彼は音楽学者として熱心に研究、大学での教育に当たったが、自ら音楽学研究の実践を重要視、チェンバロクラヴィコードオルガンの演奏の他、フィロムジカ・オブ・ロンドンの芸術監督を務め、ジャコビアン・アンサンブルボイド・ニール・オーケストラアカデミー室内管弦楽団などと演奏。

ネヴィル・マリナーのアカデミー室内管弦楽団はダートが協力して1971年にJ.S.バッハブランデンブルク協奏曲のオリジナル版を録音。マリナーとダートは共同作業にあたり、彼自身もチェンバロを担当したが、この録音の途中に倒れ死去した。

49歳で死去しダートだが、彼に教えを受けた、影響をうけた演奏家は多く、クリストファー・ホグウッドデイヴィッド・マンロウジョン・エリオット・ガーディナー等が挙げられる。