グーフィーの釣天狗

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グーフィーの釣天狗
Goofy and Wilbur
監督 ディック・ヒューマー
脚本 オットー・イングランダー
製作 ウォルト・ディズニー
出演者 ジョージ・ジョンソン
音楽 ポール・J・スミス
配給 RKO Radio Pictures
公開 アメリカ合衆国の旗 1939年3月17日
上映時間 約8分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
前作 (本作がシリーズ第1作)
次作 グーフィーのグライダー教室
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グーフィーの釣天狗』(グーフィーのつりてんぐ、原題:Goofy and Wilbur)は、ウォルト・ディズニー・プロダクション(現:ウォルト・ディズニー・カンパニー)が制作したアニメーション短編映画作品。公開は1939年3月17日

グーフィーが単独主演した作品としては初めてのものであり、グーフィーの短編映画シリーズ第1作となる。

あらすじ[編集]

グーフィーが小舟に乗って池へ魚捕りにやってきた。池に設置されている「魚釣り禁止」のサインを確認すると、グーフィーは持ってきた箱のフタを開け、何かが飛び出す。相棒のバッタ、ウィルバーである。グーフィーがウィルバーに「いつものように頼むよ」と言うと、ウィルバーは池に飛び込んだ。アメンボのごとく水面を行くウィルバーは水中の魚を挑発して魚をおびき寄せ、ウィルバーを追うのに夢中になった魚をグーフィーが網で捕らえた。これが彼らの魚捕りなのだ。

快調に魚を捕らえていくグーフィーとウィルバーだったが、挑発に全く動じない魚が油断したウィルバーを食べそうになる。グーフィーは網でウィルバーを助けようとしたものの、直前に捕った魚が網を壊してしまったため助けられず、ウィルバーはそのまま魚に飲み込まれてしまった。ウィルバーを飲み込んだ魚を捕まえたグーフィーは魚にウィルバーを吐き出させるが、ウィルバーの顔は真っ青。グーフィーは気付け薬を嗅がせてなんとかウィルバーを起こした。本調子ではないウィルバーだが、グーフィーに励まされウィルバーは再び池へ出て行く。大量の魚を挑発し大ジャンプするウィルバー。しかし、そこに悲劇が待っていた。着地点にカエルが待ち構えていたのだ。ウィルバーはそのままカエルに飲み込まれてしまった。

グーフィーは舟を飛び出し、ウィルバーを飲み込んだカエルを追いかけ始める。手袋で捕らえようとするグーフィーと、逃げようと大ジャンプするカエル。しかし、今度はそのカエルをコウノトリが飲み込んでしまった。コウノトリとグーフィーの追いかけっこの末にグーフィーは木の上のまで追い詰めるが、グーフィーを振り払って卵1つを残しコウノトリは飛び立っていってしまった。ウィルバーとともに……。

コウノトリの巣の上でウィルバーに別れを告げるグーフィー。「バッタなんていくらでもいるさ」と虚勢を張るも、悲しみを抑えられず号泣してしまう。しかし、こんなことで終わるウィルバーではなかった。グーフィーの足元にあったコウノトリの卵が割れ、中からウィルバーが現れたのだ。ウィルバーの無事に大喜びするグーフィーに対し、これぐらいなんともないと言わんばかりに威勢よくポーズしてみせるウィルバーだった。

スタッフ[編集]

登場キャラクター[編集]

日本での公開[編集]

収録[編集]

参考文献[編集]

外部リンク[編集]