グリセロールリン酸シャトル

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グリセロールリン酸シャトル

グリセロールリン酸シャトル(Glycerol phosphate shuttle)またはグリセロール-3-リン酸シャトル(Glycerol-3-phosphate shuttle)は、解糖系の副産物であるNADHからNAD+を再生する機構である。還元剤を輸送する機構として、リンゴ酸-アスパラギン酸シャトルに次いで重要である。

反応[編集]

この機構では、細胞質の酵素グリセロール-3-リン酸デヒドロゲナーゼ1(GPDH-C)が、1分子のNADHを以下の反応でNAD+に酸化することによって、ジヒドロキシアセトンリン酸グリセロール-3-リン酸に変換する[1]

Dihydroxyacetone phosphate to glycerol 3-phosphate en.svg

逆経路[編集]

グリセロール-3-リン酸は、ミトコンドリアの膜結合性酵素グリセロール-3-リン酸デヒドロゲナーゼ2(GPDH-M)の働きによって、ジヒドロキシアセトンリン酸に戻ることができ、この際に1分子のFADFADH2に還元される。FADH2はその後、ユビキノンユビキノールに還元し、酸化的リン酸化の経路に入る[1]。この反応は不可逆である[2]

機能[編集]

グリセロールリン酸シャトルは、解糖系により細胞質基質で生成したNADHをミトコンドリアの酸化的リン酸化の経路に入れ、ATPを生成する役割を果たす[1]。動物、菌類、植物で見られる[2]

関連項目[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]