肝蛭

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成虫
分類
: 動物界 Animalia
: 扁形動物門 Platyhelminthes
: 吸虫綱 Trematoda
: 棘口吸虫目 Echinostomida
: カンテツ科 Fasciolidae
: カンテツ属 Fasciola
: 肝蛭 F. hepatica
巨大肝蛭 F. hepatica
日本産肝蛭 F. sp
学名
Fasciola hepatica
(Linnaeus, 1758)
F. hepatica
F. sp
英名
common liver fluke, sheep liver fluke
Fasciola hepatica虫卵
Fasciola hepaticaスライド

肝蛭(かんてつ、Fasciola spp.)とは肝蛭科に属する吸虫。肝蛭とは厳密にはFasciola hepaticaのことを示すが、巨大肝蛭(Fasciola gigantica)、日本産肝蛭(Fasciola sp.)を含めて肝蛭と総称されることが多い。本稿では特に限定しない場合は後者を採用する。

成虫の体長は 2~3 cm 、幅 1 cm 。 ヨーロッパおよびオーストラリアに分布。日本においては中間宿主ヒメモノアラガイ(北海道ではコシダカモノアラガイ)、終宿主ヒツジヤギウシウマブタヒトなどの哺乳類。ヒトへの感染は クレソンまたはレバーの生食による。

終宿主より排出された虫卵は水中でミラシジウムに発育し、中間宿主の頭部、足部、外套膜などから侵入し、スポロシストとなる。スポロシストは中腸腺においてレジアセルカリアへと発育する。セルカリアは中間宿主の呼吸孔から遊出し、水草などに付着して被嚢する。これをメタセルカリアと呼ぶ。メタセルカリアは終宿主に経口的に摂取され、空腸において脱嚢して腸粘膜に侵入して腹腔に至る。腹腔に出た幼若虫は肝臓実質内を迷走しながら発育し、総胆管に移行する。感染後70日前後で総胆管において産卵を行う。肝蛭の幼若虫は移行迷入性が強く、子宮気管支などに移行する場合がある。

[編集] 関連項目

[編集] 参考文献

  • 石井敏雄 『獣医寄生虫学・寄生虫病学(2)蠕虫 他』 講談社サイエンティフィク 1998年 ISBN 4061537172