オーソン・ウェルズのフェイク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オーソン・ウェルズのフェイク[1]
F for Fake(英語)[1]
Vérités et Mensonges(フランス語)[1]
監督 オーソン・ウェルズ[1]
脚本 オーソン・ウェルズ[1]
出演者 オーソン・ウェルズ[1]
オヤ・コダール[1]
エルミア・デ・ホーリー[1]
ジョゼフ・コットン[1]
ポール・スチュワート[1]
ローレンス・ハーヴェイ[1]
音楽 ミシェル・ルグラン[1]
撮影 クリスチャン・オダッリ[1]
ゲイリー・グレイヴァー[1]
配給 フランス映画社[1]
公開 スペインの旗 1973年12月14日[2]
フランスの旗 1975年3月12日[2]
ドイツの旗 1976年1月30日[2]
日本の旗 1978年8月14日[2]
上映時間 89分[1]
製作国 イランの旗 イラン[1]
フランスの旗 フランス[1]
ドイツの旗 ドイツ[1]
テンプレートを表示

オーソン・ウェルズのフェイク[1]は、1973年公開のオーソン・ウェルズが監督・脚本・主演を担当した映画である。オリジナル要素の強い作品としては、ウェルズが完成させた最後の長編映画である。フランス語版のタイトルは「真実と嘘 Vérités et Mensonges」。

贋作画家エルミア・デ・ホーリー、ホーリーの伝記を書いた作家クリフォード・アーヴィングらに、ウェルズがインタビューするというドキュメンタリーの体裁をとっている。しかし、アーヴィングはハワード・ヒューズの自伝の偽造者であった。そして、ウェルズ自身が披露する話など、次第にストーリーの虚実が曖昧になっていく。ウェルズ自身は、本作を「映画のエッセイ」だと評した。ウェルズが制作した9分にわたる予告編は、本編とは無関係の素材を用いた完全オリジナルのものである(ウェルズ自身など、本編の登場人物は一部登場する)。

1973年9月のサン・セバスティアン国際映画祭に出品され、のち欧米や日本で公開された[2]。他のウェルズ作品同様に公開当時は不評であり、死後に評価が進んだ。

出演[編集]

※括弧内は日本語吹替

参考文献[編集]

外部リンク[編集]