オリンパス OM10

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オリンパス OM10(レンズはシグマ製)
オリンパス OM10(レンズ非装着)
オリンパス OM10(背面・クォーツデートボディ)

オリンパス OM10(Olympus OM10 )は、1979年オリンパスから発売されたOMシステム一眼レフカメラである。

概要[編集]

同社のAE(自動露出制御)一眼レフとしては既にオリンパスOM-2があったが、アマチュア向けとしてはオーバースペックであった。そこで、製造工程の簡素化などによって当時としては画期的な低価格で発売されたのが本機である。

アマチュア向けに徹したため標準ではマニュアル撮影機能は省略されていたが、別売のマニュアルアダプター(定価:発売当時3,500円)を装着することでマニュアル撮影も可能になる。オリンパスOM-2で実現したTシリーズストロボによるTTL調光方式も本機では使用できない(OM二桁シリーズではOM40PROGRAMで初めて可能になった)。また、秒間5コマのモータードライブも使用できないが、ワインダーは使用できる。

ただし、これらは単に初心者・アマチュア向けのみならず、発売当時の定価4万円は当時の物品税の非課税上限であったこと、また国外事情ではオイルショック期から続いた需要の低迷や固定相場制廃止以降の円高傾向により主たる輸出市場であるアメリカ向けに安価なカメラを提供する必要に迫られ、競合他社においても同時期に同コンセプトの商品(国内販売定価40,000円以下・AE専用、例:ニコンEM、ミノルタX-7)が発売されたことに対する戦略商品としての役割も期待された。

仕様[編集]

  • 型式:35mmフォーカルプレーン自動露出制御電子シャッター式一眼レフカメラ
  • 大きさ:136mmx83mmx50mm
  • 画面サイズ:24mmx36mm
  • 重さ:430g
  • 感度連動範囲: ISO25-ISO1600
  • マウント:オリンパスOMマウント
  • フィルム巻上げ:レバー式
  • フィルム巻き戻し:クランク式
  • シャッター形式:電子制御式フォーカルプレーン
  • シャッタースピード:B1-1/1000秒

関連項目[編集]

外部リンク[編集]