オスモ・ヴァンスカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
オスモ・ヴァンスカ
Osmo Vänskä
基本情報
出生 1953年2月28日(61歳)
学歴 シベリウス音楽院
出身地 フィンランドの旗 フィンランド ミッケリ州 サーミンキ
ジャンル クラシック音楽
職業 指揮者
クラリネット奏者
担当楽器 クラリネット

オスモ・ヴァンスカOsmo Vänskä1953年2月28日 - )は、フィンランド指揮者

元はクラリネット奏者であり、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団で活動していたが、シベリウス・アカデミーヨルマ・パヌラに師事して指揮を学んだ後、ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し、指揮者としての活動を本格的に開始した。シベリウス・アカデミーの指揮科の同級生にユッカ=ペッカ・サラステエサ=ペッカ・サロネンがいる。

1985年にラハティ交響楽団の首席客演指揮者に就任、さらに1988年に同楽団の音楽監督に就任して以来、フィンランドの一地方オーケストラに過ぎなかった同楽団を世界的なオーケストラに育て上げた。多くの場合、オーケストラが技術的に飛躍を見せるときは、それに伴って元来持っていた独自の音色美、個性を失うことが多い。しかし、ヴァンスカの非凡なるところは、ラハティ響の技術上のレベルアップを果たしながらも、それと同時にこのオーケストラが本来持ち合わせているローカルな特色を生かすことに腐心したところである。その結果、ヴァンスカ&ラハティ響のコンビによる北欧音楽、特にシベリウスの演奏は、その独特の透明感溢れる響きから「フィンランドの風景を思い起こさせる」「北欧の空気そのまま」などと絶賛を博すこととなった。

上記の理由などが示すように、同楽団とのシベリウスの交響曲や管弦楽曲の録音は、世界的に評価が高い。

そのほか、1993年から1996年までアイスランド交響楽団、1996年から2002年までBBCスコティッシュ交響楽団のそれぞれ首席指揮者を務めた。また、2003年よりミネソタ管弦楽団の音楽監督を務め、同楽団とベートーヴェンの交響曲の全曲録音を行った。北欧音楽以外の分野での活躍も期待されるところである。日本へは、ラハティ響を率いての来日公演(1999年、2003年、2006年)の他、広島交響楽団読売日本交響楽団に客演するなどたびたび来演している。 2013年10月1日、ミネソタ管弦楽団のポジションを辞任。

息子に、ヴァイオリニストのオッリ・ヴァンスカがいる。オッリは現在、ヴァイキングメタルバンドチュリサスで活動している。

先代:
ウルフ・セーデルブロム
ラハティ交響楽団首席指揮者
1988年 – 2008年
次代:
ユッカ=ペッカ・サラステ
先代:
ペトリ・サカリ
アイスランド交響楽団首席指揮者
1993年 – 1996年
次代:
リコ・サッカーニ
先代:
イェジー・マクシミウク
BBCスコティッシュ交響楽団首席指揮者
1996年 – 2002年
次代:
イラン・ヴォルコフ
先代:
大植英次
ミネソタ管弦楽団音楽監督兼首席指揮者
2003年 – 2013年
次代:
未定