ウィンディ (気象サービス)
以前の社名 |
ウィンディティ(Windyty[1]) ウィンディTV(Windytv[1]) |
---|---|
事業分野 | 天気予報 |
設立 | 2014年[1] |
創業者 | イヴォ・ルカチョヴィッチ(Ivo Lukačovič) |
本社 | 、 |
サービス |
気象アプリ オンライン天気予報 |
従業員数 | 15名(2017年[1]) |
ウェブサイト |
www |
ウィンディ・ドットコム(英語:Windy. com)は、インタラクティブなリアルタイム天気予報サービスを世界中に提供するチェコの企業。2014年[1]、チェコのポータルサイトであるセズナム(Seznam.cz)を開設した起業家、イヴォ・ルカチョヴィッチ(Ivo Lukačovič)によって設立された[2][3]。Windy. SE社によって運営が行われている。
ルカチョヴィッチは趣味であるスノーカイトやカイトサーフィンに没頭しており[1]、ヘリや飛行機の操縦士が風や波の状態をMETARから収集している過程を観察したことが切っ掛けとなり、プログラミングが得意であったルカチョヴィッチは2014年に試用版の立ち上げを行っている[1]。メテオブルーで地図上に表示される詳細な気圧配置や気象に関する各種グラフ、キャメロン・ベッカリオのオープンソースプロジェクトであった「Earth」に誘発され、Earthのソースコードを自身で書き直し実装している[1]。また、メテオブルーとも一部利用に関する契約を結んでいる[1]。
利用データ[編集]
2022年時点で利用されている気象予報データは、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)が公表するスーパーコンピューター解析気象データ[4]、アメリカ国立気象局(NWS)が公表する気象データ「Global Forecast System, GFS」、ドイツ気象局(DWD)が公表する気象データ「ICON[5]」、バーゼル大学で設立された後にスピンオフしたスイスの気象サービス会社メテオブルー(Meteoblue)が公表したデータを基に制作が行われている[1]。
設立当初、風の動きを示すアニメーションのみに重点を置いていたが、現在では温度、湿度、気圧、雲底、海水温や波の高さなどのほかに、様々なパラメータが備わる追加パネルが実装されている。風の動きを示すアニメーションはキャメロン・ベッカリオ(Cameron Beccario)が作成したオープンソース「Earth wind map」を基に表示が行われている[6][7][8] 。
脚注[編集]
- ^ a b c d e f g h i j “About Windy” (英語). Ivo Lukačovič (2018年9月). 2020年9月9日閲覧。
- ^ “About Us, Windy Community” (英語). Windy. 2020年8月30日閲覧。
- ^ “Nová služba zobrazuje vítr po celém světě, vytvořil ji Ivo Lukačovič” (チェコ語). Živě.cz (2014年11月7日). 2020年8月30日閲覧。
- ^ “世界トップクラスの天気予報用スーパーコンピュータで、NVIDIA のテクノロジが活躍”. NVIDIA (2020年6月23日). 2022年8月13日閲覧。
- ^ “Globalmodell ICON” (ドイツ語). Deutscher Wetterdienst. 2022年8月13日閲覧。
- ^ “Earth, a project to visualize global weather conditions.” (英語). GitHub. 2020年8月30日閲覧。
- ^ “Cameron Beccario” (英語). 公式ツイッター. 2020年8月30日閲覧。
- ^ “Cameron Beccarioによる風速データの可視化プロジェクト「Earth wind map」4K画質で2018年度を振り返る”. Axis Web Magazine (2019年1月15日). 2020年8月30日閲覧。
関連項目[編集]
- 数値予報
- Flightradar24 - 航空機のリアルタイム追跡マッピングサービス。
- マリントラフィック - 船舶のリアルタイム追跡マッピングサービス。