雲底

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雲底(うんてい)とは、の最も低い部分のことである。

多数の積雲が同じ雲底高度で浮かぶ。
高山から谷側を撮影すると、雲底を真横から撮影できる。

雲底は、空気の塊が上昇に伴う断熱膨張・冷却によって露点温度に達した高度、あるいは、飽和した空気と飽和していない空気の境目だといえる。エマグラムでいう、持ち上げ凝結高度(LCL)とほぼ同じ。

湿度が高いと、雲底は低くなる傾向にある。

雲底は海抜0mからの高度mft)か、気圧(hPa)で表現する。地上からは主に雲高計(雲底計)で測定する。

雲の種類によって、雲底の傾向には違いがある。積雲や積乱雲のほか、層積雲、高積雲、高層雲は平らで地面と平行な雲底をしていることが多い。ただ、これらの雲も強い下降気流によって雲底がでこぼこすることがある。層雲は地面に接していることが多く、乱層雲は雲底が低くてでこぼこしていることが多い。巻積雲、巻層雲、巻雲はそれほど厚くならない上、高度が高いので、あまり雲底は考えない。

航空機の離着陸時は、雲底が低いと雲により視界が遮られるため、水平視程とあわせて、鉛直視程の目安として雲底高度を観測・報告して利用している。雲底が一定のレベルを下回ると、有視界飛行方式(VFR)から計器飛行方式(IFR)に切り替えられる。

ただ、降水降水雲尾流雲)や煙霧などのときは、雲底高度よりも垂直視程が短くなる。

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