アムステルダム (旅客船)

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アムステルダム
横浜港大さん橋国際客船ターミナルに停泊中の本船
(2018 GRAND ASIA & PACIFIC VOYAGE TOUR)
基本情報
船種 クルーズ客船
クラス プレミアム
船籍 オランダの旗 オランダ ロッテルダム
所有者 ホーランド・アメリカライン
姉妹船 ロッテルダム
経歴
就航 2000年10月
除籍 2020年
要目
総トン数 62,735トン
全長 237.7m
全幅 32.3m
喫水 8.0m
デッキ数 10層
機関方式 ディーゼル・エレクトリック
出力 37,5000 kW
速力 25ノット
旅客定員 1,380人(690室)
乗組員 600人
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アムステルダムAMSTERDAM)は、ホーランド・アメリカラインが運航していたクルーズ客船。本記事で述べている船体は3代目にあたる。

概要[編集]

姉妹船ロッテルダムと共に同ラインの旗艦である。夏季はアラスカ周遊、冬季はアジア・太平洋を周る。アメリカ・フロリダからの世界一周もある。全部で690室ある客室のうち約8割の557室が海に面しており、全室にバスタブが設置されている。登録港はオランダ・ロッテルダム港

日本の初寄港地は、2005年(平成17年)10月17日、青森港新中央ふ頭である[1]。 2014年の太平洋・極東ロングクルーズでは、釧路港東京港(10月5日)、長崎港と日本各地に寄港した。東京には初寄港で、晴海ふ頭への接岸の際には、消防艇による歓迎放水も行われた[2]

本船を保有するホーランド・アメリカ社のFacebookおよび親会社のカーニバル・コーポレーションのWEBサイトにおいて、本船とロッテルダムが2020年秋にノルウェーのボヌールASAに売却の上、子会社のフレッド・オルセンにおいて「ボレット」、「ボレアリス」として運航されることが決定している [3]

脚注[編集]

  1. ^ 青森港 まちとのコラボ-レーションで発展しつづける北の玄関口”. PORT REPORT 新みなとまち紀行. 社団法人日本埋立浚渫協会. 2013年12月15日閲覧。
  2. ^ 東京港に外航客船「アムステルダム」が初入港します!』(プレスリリース)東京都港湾局、2014年9月11日http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2014/09/20o9b500.htm2015年7月11日閲覧 
  3. ^ ホーランド・アメリカ、アムステルダムなど4隻を売却”. WEB CRUISE. 海事プレス社 (2020年7月16日). 2020年7月20日閲覧。

参考文献[編集]

  • 海事プレス社『クルーズシップ・コレクション2012-2013』4月臨時増刊

外部リンク[編集]

関連項目[編集]