アイスブレイク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

アイスブレイクとは、初対面の人同士が出会う時、その緊張をときほぐすための手法。集まった人を和ませ、コミュニケーションをとりやすい雰囲気を作り、そこに集まった目的の達成に積極的に関わってもらえるよう働きかける技術を指す。

アイスブレイクは自己紹介をしたり、簡単なゲームをしたりすることが多く、いくつかのワークやゲームの活動時間全体を指すこともある。「コミュニティビルディング(community building)」や「アイスブレイキング(ice breaking)」とも呼ばれている。 「アイスブレイク」という用語は、参加者の不安や緊張を氷にたとえ、その「硬い氷をこわす、溶かす」という意味を持っている。アイスブレイクを行うことで、心をやわらかくし、和やかな雰囲気づくりをすることが基本であり、初対面の場面に限らず、会議などの場で議論が活発になる手助けもしてくれる。いわばスポーツにおける柔軟体操のようなもので、話し合うきっかけを作るちょっとした準備運動と捉えるとわかりやすい。

アイスブレイクが使える場[編集]

見知らぬ人が集まる様々な場所で使える。すでに顔見知り、またはある程度話をしたことがある人同士でも有効。会議等の始まりに、硬い場を和らげる効果がある。 例として、次のような場面で使うことができる。

  • 教育の場 - 授業、講義、HR、新入生オリエンテーション、体験学習、保護者会など
  • 仕事の場 - 会議、新入社員研修、社員研修、管理職研修、チームミーティングなど
  • 市民活動の場 - 市民講座、ワークショップ、地域の集まり、子育て支援行事など
  • 娯楽の場 - 歓迎会、お見合いパーティ、合コンなど

アイスブレイクは開始時に行うことがほとんどだが、途中に挿し込むこともある。場を仕切り直したい時や、疲れてきた時にも行うことが可能である。


ところで、アイスブレイクとは、ワークショップの導入部分の活動でもある。ワークショップでは、学びを深める準備として、見知らぬ者同士を出会わせるアクティビティやレクレーションが用いられる。その活動がアイスブレイクと呼ばれている。アイスブレイクはワークショップから始まったといえるだろう。 しかし、ワークショップだけではない。「参加(体験)学習」と称されている小集団での新しい学び方においてもこうした活動は実践されている。 もちろん、学びの場だけではなく、婚活パーティや合コンなどの出会いの場でも使われる。会議などでも有効である。

たいてい、見知らぬ者同士の集団の場に投げ込まれたとき、私たちの心と体は、「アイス(氷)」のように張りつめて凍てついた状態になっている。その「アイス」の状態を「ブレイクする(打ち破る)」ことがアイスブレイクである。「氷を打ち破る」というのが原義である。それには三つの段階がある。 まずは、参加者の心をほぐすこと。その場に存在してもいいという安心感をもち、他者にも関心を向けるようにする。 次に、参加者自身のことに関して、他人に知られてもよい情報を発信し、他人と円滑なコミュニケーションができるようにする。 最後には、心だけでなく体もほぐし出会うべき人と出会えるようにする。その過程がアイスブレイクである。 そして、そのアイスブレイクを実践し指導する人をアイスブレイカー(アイスブレイクの司会進行役を務める人)と言う。

また、アイスブレイクの目的は、 ①参加者全員が和やかな雰囲気に包まれるようにすること ②参加者どうしのコミュニケーションが円滑に、豊かに、広くなるようにすること ③その場に自分がいてもいいという安心感をもつこと

アイスブレイクの基本的な技術は、 ①こころをほぐすこと そして、からだもほぐすこと ②人と人をつなげること ③集団全体の雰囲気をなごやかにすること   である。


参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]