このSを、見よ! クピドの悪戯
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| このSを、見よ! クピドの悪戯 | |
|---|---|
| ジャンル | SF、恋愛、青年漫画 |
| 漫画 | |
| 作者 | 北崎拓 |
| 出版社 | 小学館 |
| 掲載誌 | 週刊ビッグコミックスピリッツ |
| 発表号 | 2009年42号 - 連載中[注 1] |
| 巻数 | 既刊9巻[注 1] |
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『このSを、見よ! クピドの悪戯』(このエスを、みよ! クピドのいたずら)は、北崎拓による日本の漫画作品。 北崎のオムニバス恋愛漫画シリーズ〈クピドの悪戯〉の連載5作目(読切通算7作目)となる。
『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて、2009年42号より連載中[注 1]。単行本は既刊9巻[注 1]。
目次 |
[編集] あらすじ
子供の頃のトラウマから、尻にある痣(スティグマ)を気にしている鵜守田倫。そのことが原因で人前で裸になることができず、22歳になった今でも女性と関係を持ったことが無かった。
しかし、あることをきっかけに彼の尻の痣には特殊な能力があることが判明する。その不思議な力を利用し、子供の頃からの初恋を成就させようとする倫だったが…。
[編集] スティグマについて
倫の左臀部に生まれつきある痣。火焔太鼓のような形状をしており、中央下部には人の顔のような模様がある。スティグマが力を発揮するときは、その顔がニヤリと笑う描写がなされる。
[編集] スティグマの力について
倫のスティグマを女性が見ると、瞬間的に強烈な肉欲を感じ、倫を肉体的にも精神的にも求めるようになる。倫に触れられるだけで絶頂を迎えることもあり、セックス中はこの上ない幸福感と絶頂感に襲われる。ただし、肉欲の感じ方には女性側の性格や性体験によって個人差がある。
またスティグマにはいくつかのルールが存在する。
- 初潮前と閉経後の女性には効果がない。生理がある女性なら、処女非処女に関係なく効果がある
- 人間以外の動物には効果がない
- 実物を見せないと効果がない。例えば液晶画面に映したものを見せても無効
- 倫がペニスを挿入し一度でも抜いてしまうとスティグマの効果はなくなり、再度スティグマを見せても何も起こらない
- 挿入の際のコンドームの有無は関係ない
- セックスをしないうちは、日数が経過しても効果が失われることがない
- スティグマの力にかかった女性には、身体のどこかに三日月状のアザができる。アザができる場所は人により様々。スティグマの効果がなくなるとアザも消える
[編集] 登場人物
主要人物の氏名には鳥の名前が入っている。
- 鵜守田 倫(うすだ りん)
- 主人公。22歳。ケーキ職人として洋菓子店La Colombeで修行中。
- 左の臀部にある痣(スティグマ)を幼い頃に笑われたことがトラウマとなり、以来尻を隠す生活を続ける。そのため左手で尻を押さえる仕草が癖となっている。人前でパンツを下ろすことに極端にプレッシャーを感じ、女性の前でもそれは同じでずっと童貞だった。高校の修学旅行の入浴時に尻を晒す決意でいたが、プレッシャーに負けて嘔吐。「ケロリン」というあだ名をつけられる。
- スティグマの力を知ったとき、最初はその力を利用して意中の相手を落とそうとした。しかし次第にセックス後の虚しさに気づくようになり、自分から力を使うことを控えるようになった。
- 千鶴とは同じ団地にかつて住んでいたご近所さん、真琴とは同じ産院で生まれたときからの幼馴染み。
- 泉宮 千鶴(いずみや ちづる)
- ヒロイン。30歳。鳳城総合病院の産婦人科に勤務する女医。倫の初恋の相手であり想い人でもある。酒は弱い。結婚願望と性欲は強いらしい。
- 15歳のとき、父親が倫の母と不倫の果てに事故死するという経験をする。当時の性にだらしない父親や嫉妬に狂う母親の姿を見たことがトラウマとなり、極端な男性不審に陥る。そのため未だ男性経験がない。一度だけ、つき合い始めた男性と初体験寸前まで行ったが、彼の入浴中に逃げ出してしまい関係は解消、それ以来男性に縁がなかった。
- スティグマはまだ見ていないが、倫に対してずっと恋心を持ち続けている。
- 現在、鳳慎也と婚約中。
- 斑鳩 真琴(いかるが まこと)
- もう一人のヒロイン。22歳の大学生で、洋菓子店La Colombeの一人娘。倫、千鶴と幼馴染み。7歳の時に倫のアザを見て大笑いし、倫にトラウマを植えつけた張本人。千鶴からは「マコちゃん」、崇子からは「ガーコ」と呼ばれている。崇子と関係を持ったこともあるが、バイセクシュアルというわけではない模様。
- 幼馴染みである倫の恋路を応援する立場だったが、あるきっかけで自分の倫に対する想いに自信が持てなくなり、自らスティグマを見てしまう。ただ姉弟のように育ってきたという立場から一線を越えられずにおり、現実と肉欲のギャップに悩む。
- 鷲尾 崇子(わしお たかこ)
- 真琴の大学の友人。関西弁で話す。高飛車な性格で負けず嫌いで、男性の理想も高い。レズビアンで女性経験はあったものの処女だった。飲み会で倫のスティグマを偶然見て力にかかり、倫と初体験を持つ(倫の初体験の相手でもある)。関係後一旦は倫と距離を置くが再接近し彼女然として振る舞う。
- 誰よりもスティグマの力を理解し、それを利用して富と名声を得ようとする。
- 鴨門 あゆ美(かもん あゆみ)
- 鳳城総合病院に勤務するナース。倫の治療中偶然スティグマを見たことにより、スティグマの力にかかった最初の女性となる。性に関しては開放的。
- 倫とまだセックスをしておらず、寸止め状態をむしろ楽しんでいる。倫の千鶴に対する想いを知っていて協力的に振る舞う。性戯に長けている。DVの彼氏あり。
- リサ・トキワ
- 鳳城総合病院内のグループホームに勤務する介護士。ブラジル生まれのクォーター。鳳とつき合っていたが二股をかけられていたのを知り自殺未遂を起こす。自殺を止めるための崇子の提案でスティグマを見せられて力にかかる。倫の4人目の相手。関係後は倫の説得もあり失恋から立ち直って介護士を続けている。
- 鴨門から(性的に)アヤしい日本語とアクションを教わった。
- 三砂 真実(みさご まみ)
- 崇子と同じゼミに所属する大学生。有名ブティックでアルバイトをしており、芸能人とも交流がある。大学に入学早々男漁りを励んでいたことで、崇子からは忌み嫌われていた(本人は気づいていない)。現在は結婚間近の彼氏がいる。崇子の策略でスティグマを見させられ倫と関係を持ったが、事後はあっさり割り切っていた。倫の3人目の相手。
- 黒尾 ケイ(くろお ケイ)
- 現役国立大生の知性派モデル。報道番組のキャスターを務めていて現在ブレイク中。三砂の勤めるブティックの常連。崇子の策略で三砂のホームパーティーに呼ばれ、スティグマの力にかかる。後に倫を誘惑するが、関係は持っていない。
- 阿比留 みお(あびる みお)
- アイドルユニットAKS74の中心メンバー。ピンでも写真集やDVDがとても売れているトップアイドル。黒尾ケイの友人で、三砂の勤めるブティックの常連客。黒尾と同じく、三砂のホームパーティーでスティグマの力にかかる。柔道の有段者。
- 桂 冬美(かつら ふゆみ)
- 経済評論家にして働く現代女性のオピニオン・リーダー。黒尾ケイのブレーン役で持ちつ持たれつの関係。名声を得るために崇子が利用しようと画策したが、既に閉経を迎えておりスティグマの力にかからなかった。
- 鳳 慎也(おおとり しんや)
- 鳳城総合病院の経営者の息子で同病院副院長。千鶴の大学の先輩で千鶴の婚約者。プレイボーイで千鶴も女性コレクションのひとりとしか思っていないフシがある。千鶴の倫への想いが消えないことを知り、また倫が次々と女性を落としていくのを目の当たりにし、倫に敵意を燃やす。
- 泉宮 初江(いずみや はつえ)
- 千鶴の父方の祖母。母に捨てられ父を亡くした千鶴を引き取り、大学まで出してくれた。現在は認知症が進み、千鶴を千鶴の母千絵子と思い込む。鳳城病院内のグループホームで優先的にケアされていることが千鶴の負い目となり、鳳との婚約を断れない一因となっている。
- 倫の父親
- 姓は倫と同じ鵜守田であるが名は現時点不明。息子と同じ痣(スティグマ)の能力を右腕に宿している。
[編集] 書誌情報
- 北崎拓『このSを、見よ! クピドの悪戯[注 2]』小学館〈ビッグコミックス〉、既刊9巻[注 1]
- 2010年2月3日初版第1刷発行(1月29日発売[小 1])、ISBN 978-4-09-182818-7
- 2010年5月3日初版第1刷発行(4月28日発売[小 2])、ISBN 978-4-09-182818-7
- 2010年8月4日初版第1刷発行(7月30日発売[小 3])、ISBN 978-4-09-183277-1
- 2010年11月3日初版第1刷発行(10月29日発売[小 4])、ISBN 978-4-09-183485-0
- 2010年12月30日初版第1刷発行(12月25日発売[小 5])、ISBN 978-4-09-183617-5
- 2011年4月4日初版第1刷発行(3月30日発売[小 6])、ISBN 978-4-09-183697-7
- 2011年7月5日初版第1刷発行(6月30日発売[小 7])、ISBN 978-4-09-183850-6
- 2011年10月5日初版第1刷発行(9月30日発売[小 8])、ISBN 978-4-09-184066-0
- 2012年1月1日初版第1刷発行(前年12月27日発売[小 9])、ISBN 978-4-09-184189-6
[編集] 脚注
[編集] 注釈
[編集] 出典
以下の出典は、『小学館:コミック』内のページ。
- ^ “『このSを、見よ! クピドの悪戯 1』” (n.d.). 2010年9月28日閲覧。
- ^ “『このSを、見よ! クピドの悪戯 2』” (n.d.). 2010年9月28日閲覧。
- ^ “『このSを、見よ! クピドの悪戯 3』” (n.d.). 2010年9月28日閲覧。
- ^ “『このSを、見よ! クピドの悪戯 4』” (n.d.). 2010年10月30日閲覧。
- ^ “『このSを、見よ! クピドの悪戯 5』” (n.d.). 2011年1月26日閲覧。
- ^ “『このSを、見よ! クピドの悪戯 6』” (n.d.). 2011年5月21日閲覧。
- ^ “『このSを、見よ! クピドの悪戯 7』” (n.d.). 2011年8月25日閲覧。
- ^ “『このSを、見よ! クピドの悪戯 8』” (n.d.). 2011年8月25日閲覧。
- ^ “『このSを、見よ! クピドの悪戯 9』” (n.d.). 2011年8月25日閲覧。
[編集] 関連項目
- クピドの悪戯シリーズ
- クピドの悪戯 虹玉 - 連載第1作。
- さくらんぼシンドローム クピドの悪戯II - 連載第2作。
- オレ×ヨメ クピドの悪戯 - 連載第3・4作を収録。
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