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「眉間」の版間の差分

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== 文化 ==
* [[時今也桔梗旗揚#序幕_饗応の場(眉間割)]] - 序幕「饗応の場」は眉間割という通称を持つ<ref>{{Cite web|title=時桔梗出世請状(概要)|url=https://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc15/sakuhin/p2/index.html|website=文化デジタルライブラリー|accessdate=2021-06-08|language=ja|publisher=独立行政法人日本芸術文化振興会}}</ref>。

=== 慣用表現 ===
* 眉間傷百石 - 戦場で受けた眉間の傷は、百石にも値するということ<ref>{{Cite book|title=故事俗信ことわざ大辞典|chapter=|url=https://iss.ndl.go.jp/books/R100000076-I005279068-00|website=ジャパンナレッジ|publisher=小学館|date=2012}}</ref>。
* 眉間尺、眉間一尺 - 眉間の広いこと。または、眉間の広い人<ref>{{Cite web|chapter=眉間尺とは|url=https://kotobank.jp/word/%E7%9C%89%E9%96%93%E5%B0%BA-637498|website=コトバンク|accessdate=2021-06-14|language=ja|title=精選版 日本国語大辞典, デジタル大辞泉}}</ref>。


== 脚注 ==
== 脚注 ==
=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
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== 関連項目 ==
* [[眉]] - [[額]]
* [[皺眉筋]] - [[鼻根筋]] - いわゆる眉間の皺を作る表情筋。


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2021年6月14日 (月) 19:55時点における版

眉間(みけん、まゆあい、びかん、まいあい[1])とは、と眉との間の部分を指す。

とくに、眉間の左右の中心を眉間点(みけんてん、: glabella, (adj.)glabellar )という[2]

生物学的性質

眉間をハンマーや指で軽く叩くと、瞬目[注釈 1]が起こる。これを眉間反射という[3]。正常である場合は何度か叩くことで刺激に慣れるが、繰り返しまばたきが続く場合は成人では異常であり[3]、これをマイヤーソン徴候と呼ぶ。

眉間の皮膚の張りは、脱水症状の評価に使用することができる。眉間の皮膚をそっとつまみ、放した後に元に戻らない場合は脱水の傾向にある[4]

眉間点は、頭長を測定するための人体計測点として用いられる[5][2]

文化

慣用表現

  • 眉間傷百石 - 戦場で受けた眉間の傷は、百石にも値するということ[7]
  • 眉間尺、眉間一尺 - 眉間の広いこと。または、眉間の広い人[8]

脚注

注釈

  1. ^ まばたきのこと。

出典

  1. ^ 精選版 日本国語大辞典,デジタル大辞泉,世界大百科事典第2版,世界大百科事典内言及”. コトバンク. 2021年6月8日閲覧。
  2. ^ a b 河内まき子,持丸正明,岩澤洋,三谷誠二: “日本人人体寸法データベース1997-98,PDF-項目・定義リスト”. 通商産業省工業技術院くらしとJISセンター. p. 5 (2000年). 2021年6月14日閲覧。
  3. ^ a b Salloway, Stephen P. (2011-01-01). “Glabellar Reflex”. In Kreutzer, Jeffrey S. (英語). Encyclopedia of Clinical Neuropsychology. Springer New York. pp. 1149. doi:10.1007/978-0-387-79948-3_1897. ISBN 9780387799476 
  4. ^ Lane., Lilley, Linda (2016-08-05). Pharmacology for Canadian health care practice. Lilley, Linda Lane, Snyder, Julie S., Swart, Beth, 1948-, Collins, Shelly Rainforth., Savoca, Diane. (Third Canadian ed.). Toronto. p. 590. ISBN 9781771720663. OCLC 981956602 
  5. ^ 藤田 恒太郎, 藤田 恒夫: “第2版,世界大百科事典”. コトバンク. 2021年6月8日閲覧。
  6. ^ 時桔梗出世請状(概要)”. 文化デジタルライブラリー. 独立行政法人日本芸術文化振興会. 2021年6月8日閲覧。
  7. ^ 故事俗信ことわざ大辞典. 小学館. (2012). https://iss.ndl.go.jp/books/R100000076-I005279068-00 
  8. ^ 精選版 日本国語大辞典, デジタル大辞泉”. コトバンク. 2021年6月14日閲覧。

関連項目