青木重幸
青木 重幸（あおき しげゆき、1950年 - ）は日本の生物学者[1]。立正大学経済学部教授[2]。専門は進化生物学、動物行動学、生物社会学。日本進化学会、日本昆虫学会、日本応用動物昆虫学会会員[3]。アブラムシの一種ボタンヅルワタムシが不妊の兵隊カーストをもつこと[4]を発見したことで世界的に有名である[5]。そのいきさつを綴った『兵隊を持ったアブラムシ』（どうぶつ社1984年）は第1回講談社出版文化賞科学出版賞を受賞した[6]。
経歴[編集]
1950年神奈川県生まれ[1]。1972年北海道大学農学部卒業。1980年北海道大学大学院農学研究科博士課程修了[7]。学位論文「アブラムシの兵個体に関する研究」で農学博士（北海道大学）[8]。
1983年立正大学教養部講師、1986年同助教授、1991年同教授、1995年経済学部教授[2]。
1985年講談社出版文化賞科学出版賞、2009年立正大学蘊奥賞、2014年日本昆虫学会学会賞を受賞[6]。
日本進化学会、日本応用動物昆虫学会、日本昆虫学会 の各会員[3]。
アブラムシの一種ボタンヅルワタムシが不妊の兵隊カーストをもつこと[4]を発見したことで世界的に有名である[5]。そのいきさつを綴った『兵隊を持ったアブラムシ』（どうぶつ社1984年）は第1回講談社出版文化賞科学出版賞を受賞した。
著書[編集]
- 『兵隊を持ったアブラムシ』どうぶつ社 自然誌選書 1984
共著[編集]
- 『アブラムシの生物学』石川 統 (編集) (第13章生活環 第15章社会性) 東京大学出版会 1990
- 『森の虫の100不思議』日本林業技術協会 1991
- 『原色日本虫えい図鑑』湯川淳一・枡田長編 (タマワタムシ科、アブラムシ科の一部) 全国農村教育教会 1996
論文[編集]
脚注[編集]
出典[編集]
- ^ a b 株式会社ローソンエンタテインメント. “青木重幸｜HMV&BOOKS online”. HMV&BOOKS online. 2019年8月18日閲覧。
- ^ a b “青木 重幸 | 研究者情報 | J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター”. jglobal.jst.go.jp. 2019年8月18日閲覧。
- ^ a b “青木 重幸 | 研究者情報 | J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター”. jglobal.jst.go.jp. 2019年8月18日閲覧。
- ^ a b “分子レベルで見た兵隊アブラムシの行動と進化”. 日本植物防疫協会. 2019年8月28日閲覧。
- ^ a b The Selfish Gene: 40th Anniversary edition. Oxford Landmark Science. (2016-06)
- ^ a b “青木 重幸 | 研究者情報 | J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター”. jglobal.jst.go.jp. 2019年8月18日閲覧。
- ^ “青木 重幸 - 研究者 - researchmap”. researchmap.jp. 2019年8月18日閲覧。
- ^ “簡易検索結果｜「青木重幸」に一致する資料： 29件中1から11件目｜国立国会図書館サーチ”. iss.ndl.go.jp. 2019年8月18日閲覧。
関連項目[編集]
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