荒井裕樹

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荒井 裕樹(あらい ゆうき、1976年8月23日 - )は、日本弁護士東京永和法律事務所に在籍中に、升永英俊とともに青色発光ダイオード中村修二原告側弁護団を担当した。

人物[編集]

埼玉県出身。父親も弁護士。埼玉県立川越高等学校東京大学法学部卒業。在学中に司法試験に合格。司法修習(53期)終了後、2000年10月、第一東京弁護士会にて弁護士登録。東京永和法律事務所に入所して升永英俊の下で経験を積む。著書に『プロの論理力!』(祥伝社)がある。

2004年に青色発光ダイオード中村修二原告の弁護を担当し、一審で勝訴し話題となった(二審で和解)[1]

2007年11月からは、ブックフィールドキャピタル株式会社にも所属(現在は共同最高経営責任者)。2008年6月30日をもって東京永和法律事務所が解散した後は、TMI総合法律事務所には移籍せずに、ブックフィールドキャピタル法律事務所として登録している。2010年ニューヨーク大学にて経営学修士を取得。

2012年にパチスロ機メーカーユニバーサルエンターテイメント岡田和生ウィン・リゾーツスティーブ・ウィンとの法廷闘争で岡田側の弁護を担当し[1]、のちにユニバーサルエンターテイメントの監査役に就任[2]。荒井の紹介で岡田はジャスダック上場企業SJI(現・カイカ)の中国人経営者・李堅に18億円を不正融資して焦げ付き、2017年に取締役会にて会長職を追放された[1]

著書[編集]

  • 『プロの論理力! トップ弁護士に学ぶ、相手を納得させる技術』祥伝社, 2005.9 のち黄金文庫
  • 『世界基準の「論理力」 武器としてのロジカルシンキング!』日経BP社, 2012.8

メディア出演[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 『亀裂 創業家の悲劇』高橋篤史、講談社、2022年、p36-37
  2. ^ 日本と香港を股にかける“アンダーグラウンドの人脈と金脈”ビジネス・ジャーナル、2019.01.09

外部リンク[編集]