自殺うさぎの本

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自殺うさぎの本』(じさつうさぎのほん、THE BOOK OF BUNNY SUICIDES)は、イギリス漫画家アンディ・ライリーによる作品。

さまざまな方法で「自殺」しようとしているウサギをコミカルに描いている。

また、続編として『またまた自殺うさぎの本』(またまたじさつうさぎのほん、RETURN OF THE BUNNY SUICIDES)、『たぶん最期の自殺うさぎの本』(たぶんさいごのじさつうさぎのほん、DAWN OF THE BUNNY SUICIDES)がある。

概要[編集]

無表情なウサギが様々な方法・手段で自殺を図る。しかしその方法は、回りくどいものや、一見して「自殺」とは分かりづらいものもあり、ブラックユーモアシュールさを醸し出している。

「自殺」の方法・手段[編集]

  • スズメバチの巣を攻撃する。
  • 砂漠のオアシスから立ち去る。
  • 地下鉄の先頭車両から第三軌条に向けて放尿する。
  • 潜水艦に自分の体を接着剤で貼り付ける。
  • 兵士たちが敬礼する中、自分だけファックサイン(二本指の英国風)を出す。
  • 「ナイフの専門店」と、その向かいに近日開店する「電磁石ショールーム」の間で待つ。
  • 失恋に打ちひしがれた(らしい)女性の目の前で、「危険な情事」のビデオを観る。
  • ノアの方舟を無視して過ごす。
  • 太った人間が座ろうとする椅子の足に顔を挟む。
  • バンジージャンプにハサミを持って参加する。
  • 自分の真上に銃を撃ち(わざわざ垂直を測っている)、銃弾が自分に落ちてくるのを待つ。
  • バーベルを持ち上げている重量挙げ選手の腋をくすぐる。
  • ネット上の書籍通販サイトで分厚い本を注文し、それが玄関ドアの郵便受け口から投げ込まれてくるのを待つ。

etc.

また、スター・ウォーズプライベート・ライアンターミネーターロード・オブ・ザ・リング博士の異常な愛情など、有名な映画作品と絡めたネタも散見される。

作品[編集]

洋書[編集]

和訳書[編集]