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私はカメラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
私はカメラ
I Am a Camera
サリー・ボウルズ役のジュリー・ハリス
1952年5月、カール・ヴァン・ヴェクテン撮影
脚本ジョン・ヴァン・ドルテン クリストファー・イシャーウッド作『ベルリン物語』原作
登場人物クリストファー・イシャウッド
フロウライン・シュナイダー
フリッツ・ウェンデル
サリー・ボウルズ
ナタリア・ランダワー
クライヴ・モーティマー
ミセス・ワトソン・コートニッジ
初演日1951年11月28日
初演場所ニューヨークのエンパイア劇場
主題ヒトラー政権前のベルリンでのイギリス人作家の生活
ジャンル演劇
舞台設定1930年、ベルリンにあるシュナイダーのアパートの1室

私はカメラ (英語: I Am a Camera) は、1951年のジョン・ヴァン・ドルテンによるブロードウェイの演劇[1] [2]クリストファー・イシャーウッドの小説集『ベルリン物語英語版』の短編『さらばベルリン』の舞台化である。題名はこの短編の1ページ目「私はカメラ。シャッターを開け、受け身で、何も考えず撮るだけ」から採用された[3]。オリジナル・プロダクションはジョン・ヴァン・ドルテンが演出、ボリス・アロンソンが装置および照明デザイン、エレン・ゴールズボロが衣裳を担当した[1]。1951年11月28日、ニューヨークのエンパイア劇場で開幕し、214回上演ののち1952年7月12日に閉幕した[4]

この公演は批評的に称賛を受け、無頓着なサリー・ボウルズ役を演じたジュリー・ハリストニー賞演劇主演女優賞を初めて受賞し、ナタリア役のマリアン・ウインターズはシアター・ワールド・アワードとトニー賞双方の助演女優賞を受賞した。1952年、ジョン・ヴァン・ドルテンはニューヨーク・ドラマ批評家サークルからアメリカ作品賞を受賞した[4]。ただし著名な批評家のウォルター・カーは「私にはライカではなかった」と評された[5][6]

1951年、オリジナル・ブロードウェイ・キャスト

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  • クリストファー・イシャウッド - ウィリアム・プリンス
  • フロウライン・シュナイダー - オルガ・ファビアン
  • フリッツ・ウェンデル - マーティン・ブルックス
  • サリー・ボウルズ - ジュリー・ハリス
  • ナタリア・ランダワー - マリアン・ウインターズ
  • クライヴ・モーティマー - エドワード・アンドリューズ
  • ミセス・ワトソン・コートニッジ - キャサリン・ウィラード

派生作品

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脚注

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  1. ^ a b Van Druten, John (1951). I Am a Camera. Random House, Inc 
  2. ^ Van Druten, John (1998). I Am a Camera. Dramatists Play Service, Inc. ISBN 0822205459 
  3. ^ Isherwood, Christopher (1963). The Berlin Stories: the Last of Mr. Norris and Goodbye to Berlin. New Directions. ISBN 0811200701 
  4. ^ a b Playbill Vault. “I Am a Camera on Broadway”. 2013年10月27日閲覧。
  5. ^ Botto, Louis."Quotable Critics" playbill.com, May 28, 2008
  6. ^ Friedman, M. (1989). “Commercial expressions in American humor: an analysis of selected popular-cultural works of the postwar era”. Humor - International Journal of Humor Research 2 (3): 265–284. doi:10.1515/humr.1989.2.3.265. ISSN 1613-3722. 

外部リンク

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