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田中栞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

田中 栞(たなか しおり、1959年 - )は、日本の書物研究家。製本教室、版画教室講師。エッセイスト。日本豆本協会会長。

日本出版学会(出版技術・デジタル研究部会副部会長)、東京製本倶楽部、日本校正者クラブ、日本書票協会、印刷文化懇話会神田川大曲塾、書皮友好協会、ガリ版ネットワークの各会員。

略歴

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横浜生まれ。青山学院大学日本文学科卒業。日本エディタースクール夜間部基礎科・専科校正講座・専科レイアウト講座修了。校正技能検定3級、古物商(書籍・美術品類)許可証を習得している。 三笠書房汲古書院編集部に勤務の後、製本教室・版画教室講師として活動中。2011年日本豆本協会を設立し、会長に就任。

製本技術講習受講歴としては、岡野暢夫の製本教室(1982年頃)を始めとし、遠藤諦之輔より和装本製本を(1985~1986年頃)、池袋西武コミュニティカレッジ・ルリユール工房、入門クラス(藤生典子)・パッセカルトンクラス(伊藤篤・栃折久美子・平まどか)に西洋製本を学ぶ(1987年~2003年)。2011~2013年には恩田譲に帳簿製本の手ほどきを受けている。[1]

著作に『古本屋の女房』(平凡社、2004年)、『書肆ユリイカの本』(青土社、2009年)等がある。ユリイカ出版の書籍198点241冊、雑誌80点98冊を蒐集所蔵(異装異版異刷を含む)、出版文化史的、書誌学的見地から分析研究している。

雑誌 ユリイカ(青土社の月刊誌)や、『武井武雄の本』(平凡社「別冊太陽216」、2014年)にも執筆。近年では武井武雄の刊本作品の蒐集所蔵、書誌学的に検証しており、日本出版学会での発表、『イルフ童画館』でのシンポジウム、作品解説[2]『武井武雄の世界展』ではトークイベントも行っている。[3]

著書・執筆

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企画編集制作

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  • 『本の手帳特集』「豆本女子」1~3・「魅惑の蔵書票」(本の手帳社、2006~2010年)
  • 『豆本手帳』1~(日本豆本協会、2011年~)

脚注

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外部リンク

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