「グリゴリー・ソコロフ」の版間の差分
Changed link to website |
編集の要約なし |
||
1行目: | 1行目: | ||
{{Infobox Musician <!--Wikipedia:ウィキプロジェクト 音楽家を参照--> |
|||
[[ファイル:Grigory Sokolov (2015).jpg|thumb|right|グリゴリー・ソコロフ]] |
|||
| Name = グリゴリー・リプマノヴィチ・ソコロフ |
|||
⚫ | |||
| Img =Grigory Sokolov (2015).jpg |
|||
| Img_capt = 2015年 |
|||
| Img_size = <!-- サイズが250ピクセルに満たない場合のみ記入 --> |
|||
| Landscape = <!-- 画像の横幅が広く、高さが小さい場合に“yes”を記入 --> |
|||
| Background = classic |
|||
| Born = {{生年月日|1950|4|18}} {{SSR}} [[レニングラード]] |
|||
| Birth_name = <!-- 個人のみ --><!-- 出生時の名前が公表されている場合にのみ記入 --> |
|||
| Alias = |
|||
| Blood = <!-- 個人のみ --> |
|||
| School_background = [[レニングラード音楽院]] |
|||
| Died = |
|||
| Origin = {{RUS}} |
|||
| Instrument = [[ピアノ]] |
|||
| Genre = [[クラシック音楽]] |
|||
| Occupation = [[ピアニスト]] |
|||
| Years_active = |
|||
| Label = |
|||
| Production = |
|||
| Associated_acts = |
|||
| Influences = |
|||
| URL = |
|||
| Current_members = <!-- グループのみ --> |
|||
| Past_members = <!-- グループのみ --> |
|||
| Notable_instruments = |
|||
}} |
|||
⚫ | |||
== 略歴 == |
== 略歴 == |
||
5歳で[[ピアノ]]の学習を始める。[[レニングラード音楽院]]において、7歳のときレアー・ゼリフマンに、その後はモイセイ・ハルフィンに師事した。12歳で最初の大規模な[[リサイタル]]を[[モスクワ]]で開く。[[1966年]]、16歳で第3回[[チャイコフスキー国際コンクール]]で優勝し、審査委員長の[[エミール・ギレリス]]以下、審査員の全員一致で金メダルの授与が決定されたことによって国際的な注目を浴びた。[[1970年代]]と[[1980年代]]の[[ソビエト連邦|ソ連]]国内では印象深い活躍を見せたのに対して、国外で演奏旅行を行なうことが滅多に許されなかったために、西側では名ばかりが知られた存在だった。[[ペレストロイカ]]以降の[[1980年代]]後半に、国際的な演奏活動が活発化してから、次第に現在の名声が打ち立てられた。 |
5歳で[[ピアノ]]の学習を始める。[[レニングラード音楽院]]において、7歳のときレアー・ゼリフマンに、その後は[[モイセイ・ハルフィン]]に師事した。12歳で最初の大規模な[[リサイタル]]を[[モスクワ]]で開く。[[1966年]]、16歳で第3回[[チャイコフスキー国際コンクール]]で優勝し、審査委員長の[[エミール・ギレリス]]以下、審査員の全員一致で金メダルの授与が決定されたことによって国際的な注目を浴びた。[[1970年代]]と[[1980年代]]の[[ソビエト連邦|ソ連]]国内では印象深い活躍を見せたのに対して、国外で演奏旅行を行なうことが滅多に許されなかったために、西側では名ばかりが知られた存在だった。[[ペレストロイカ]]以降の[[1980年代]]後半に、国際的な演奏活動が活発化してから、次第に現在の名声が打ち立てられた。 |
||
これまで行なった演奏会は、いつしか1000回以上に達し、[[ニューヨーク]]の[[カーネギー・ホール]]や[[ウィーン]]の楽友協会ホールにおける演奏などでは、しばしば批評家の熱狂的な賛辞を勝ち得てきた。レパートリーは非常に幅広く、[[ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|バッハ]]や[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]]、[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]]、[[ロベルト・シューマン|シューマン]]、[[フレデリック・ショパン|ショパン]]、[[ヨハネス・ブラームス|ブラームス]]、[[アレクサンドル・スクリャービン|スクリャービン]]、[[セルゲイ・ラフマニノフ|ラフマニノフ]]、[[セルゲイ・プロコフィエフ|プロコフィエフ]]を得意とし、また、[[18世紀]]以前の作曲家、たとえば[[ウィリアム・バード]]や[[ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー|フローベルガー]]、[[フランソワ・クープラン]]にも意欲的に取り組んでいる。慎重に活動を続ける芸術家ではあるが、近年はフランスのレーベルを通じて発表される録音の量も増えており、[[2002年]]の[[パリ]]・リサイタルの模様は、映像監督の[[ブルーノ・モンサンジョン]]によって[[DVD]]に収録され、発表された。 |
これまで行なった演奏会は、いつしか1000回以上に達し、[[ニューヨーク]]の[[カーネギー・ホール]]や[[ウィーン]]の楽友協会ホールにおける演奏などでは、しばしば批評家の熱狂的な賛辞を勝ち得てきた。レパートリーは非常に幅広く、[[ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|バッハ]]や[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]]、[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]]、[[ロベルト・シューマン|シューマン]]、[[フレデリック・ショパン|ショパン]]、[[ヨハネス・ブラームス|ブラームス]]、[[アレクサンドル・スクリャービン|スクリャービン]]、[[セルゲイ・ラフマニノフ|ラフマニノフ]]、[[セルゲイ・プロコフィエフ|プロコフィエフ]]を得意とし、また、[[18世紀]]以前の作曲家、たとえば[[ウィリアム・バード]]や[[ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー|フローベルガー]]、[[フランソワ・クープラン]]にも意欲的に取り組んでいる。慎重に活動を続ける芸術家ではあるが、近年はフランスのレーベルを通じて発表される録音の量も増えており、[[2002年]]の[[パリ]]・リサイタルの模様は、映像監督の[[ブルーノ・モンサンジョン]]によって[[DVD]]に収録され、発表された。 |
||
20行目: | 46行目: | ||
* [http://jp.youtube.com/watch?v=2inaFzEHnTM Sokolov plays Scriabin, Vers la Flamme (2007 version) ] |
* [http://jp.youtube.com/watch?v=2inaFzEHnTM Sokolov plays Scriabin, Vers la Flamme (2007 version) ] |
||
* [http://jp.youtube.com/watch?v=kDkScY1CgUo Grigory Sokolov Stravinsky Petrouchka edited a bit] |
* [http://jp.youtube.com/watch?v=kDkScY1CgUo Grigory Sokolov Stravinsky Petrouchka edited a bit] |
||
== 脚注 == |
|||
<references /> |
|||
{{DEFAULTSORT:そころふ くりこりい}} |
{{DEFAULTSORT:そころふ くりこりい}} |
2018年11月5日 (月) 11:43時点における版
グリゴリー・リプマノヴィチ・ソコロフ | |
---|---|
2015年 | |
基本情報 | |
生誕 | 1950年4月18日 ソビエト連邦 レニングラード |
出身地 | ロシア |
学歴 | レニングラード音楽院 |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | ピアニスト |
担当楽器 | ピアノ |
グリゴリー・リプマノヴィチ・ソコロフ((ロシア語: Григорий Липманович Соколов)/Grigory Lipmanovich Sokolov, 1950年4月18日 レニングラード – )はロシアのピアニスト。
略歴
5歳でピアノの学習を始める。レニングラード音楽院において、7歳のときレアー・ゼリフマンに、その後はモイセイ・ハルフィンに師事した。12歳で最初の大規模なリサイタルをモスクワで開く。1966年、16歳で第3回チャイコフスキー国際コンクールで優勝し、審査委員長のエミール・ギレリス以下、審査員の全員一致で金メダルの授与が決定されたことによって国際的な注目を浴びた。1970年代と1980年代のソ連国内では印象深い活躍を見せたのに対して、国外で演奏旅行を行なうことが滅多に許されなかったために、西側では名ばかりが知られた存在だった。ペレストロイカ以降の1980年代後半に、国際的な演奏活動が活発化してから、次第に現在の名声が打ち立てられた。
これまで行なった演奏会は、いつしか1000回以上に達し、ニューヨークのカーネギー・ホールやウィーンの楽友協会ホールにおける演奏などでは、しばしば批評家の熱狂的な賛辞を勝ち得てきた。レパートリーは非常に幅広く、バッハやモーツァルト、ベートーヴェン、シューマン、ショパン、ブラームス、スクリャービン、ラフマニノフ、プロコフィエフを得意とし、また、18世紀以前の作曲家、たとえばウィリアム・バードやフローベルガー、フランソワ・クープランにも意欲的に取り組んでいる。慎重に活動を続ける芸術家ではあるが、近年はフランスのレーベルを通じて発表される録音の量も増えており、2002年のパリ・リサイタルの模様は、映像監督のブルーノ・モンサンジョンによってDVDに収録され、発表された。
演奏はダイナミックなもので、左手で深いバスを響かせながら、大きな緩急を伴いながら情緒深く、しかも難曲でもミスタッチが非常に少ないのも特徴である。
外部リンク
音源
- Grigory Sokolov plays the Prelude in B minor (Bach / Siloti)
- Grigory Sokolov plays Prokofiev's 7th Sonata -1st movement
- Sokolov - Prokofiev 7th Sonata - 3. Precipitato (complete)
- Sokolov plays Scriabin, Vers la Flamme (2007 version)
- Grigory Sokolov Stravinsky Petrouchka edited a bit