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[[File:Chimonanthus praecox MHNT.BOT.2008.1.43.jpg|thumb|''Chimonanthus praecox'']] |
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'''ロウバイ'''(蝋梅、蠟梅、臘梅、唐梅〔カラウメ〕、''Chimonanthus praecox'')は、[[クスノキ目]]・[[ロウバイ科]]・ロウバイ属に属する広葉の[[落葉低木]]の一つである。早生種では[[12月]]頃に、晩生種でも[[2月]]にかけて半透明でにぶいツヤのある黄色く香り高い花がやや下を向いて咲く<ref> |
'''ロウバイ'''(蝋梅、蠟梅、臘梅、唐梅〔カラウメ〕、''Chimonanthus praecox'')は、[[クスノキ目]]・[[ロウバイ科]]・ロウバイ属に属する広葉の[[落葉低木]]の一つである。早生種では[[12月]]頃に、晩生種でも[[2月]]にかけて半透明でにぶいツヤのある黄色く香り高い花がやや下を向いて咲く<ref name="engei">{{cite web|url=http://www.yasashi.info/ro_00004.htm|title=ロウバイとは|publisher=ヤサシイエンゲイ|accessdate=2015-12-28}}</ref>。名前に梅がついているため[[バラ科]][[サクラ属]]と誤解されやすいが、別属である。 |
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[[唐]]の国から来たこともあり唐梅(カラウメ)とも呼ばれ、中国名も蝋梅であったことにちなむ。[[本草綱目]]によれば、半透明でにぶいツヤのある[[花弁|花びら]]がまるで[[蝋]]細工のようであり、且つ臘月 |
[[唐]]の国から来たこともあり唐梅(カラウメ)とも呼ばれ、中国名も蝋梅であったことにちなむ。[[本草綱目]]によれば、半透明でにぶいツヤのある[[花弁|花びら]]がまるで[[蝋]]細工のようであり、且つ臘月(ろうげつ:旧暦12月)に咲くからこの名がついた<ref name="engei" />。[[日本]]においてはロウバイは[[晩冬]]([[小寒]]〔1月6日頃〕から[[立春]]の前日〔2月3日頃〕までの間)の[[季語]]とされている<ref>{{cite web|url=http://kigosai.sub.jp/archives/4690|title=臘梅|publisher=きごさい|accessdate=2015-12-28}}</ref>。 |
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花やつぼみから抽出した蝋梅油(ろうばいゆ)を薬として使用する。 |
花やつぼみから抽出した蝋梅油(ろうばいゆ)を薬として使用する。 |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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* [http://www.hanazakura.jp/roubai/ ロウバイ - 花の名所案内] |
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* [http://kigosai.sub.jp/archives/4690 「きごさいじき『臘梅』」(NPO法人季語と歳時記の会)] |
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* [https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-108 ロウバイ - みんなの趣味の園芸] |
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* [http://www.yasashi.info/ro_00004.htm 「ロウバイとは|ヤサシイエンゲイ」(京都けえ園芸企画舎)] |
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{{commons|Chimonanthus praecox}} |
{{commons|Chimonanthus praecox}} |
2017年2月9日 (木) 05:26時点における版
ロウバイ | |||||||||||||||||||||
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ロウバイ(中心部の花弁が暗紫色)
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Chimonanthus praecox (L.) Link 1822 | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ロウバイ |
ロウバイ(蝋梅、蠟梅、臘梅、唐梅〔カラウメ〕、Chimonanthus praecox)は、クスノキ目・ロウバイ科・ロウバイ属に属する広葉の落葉低木の一つである。早生種では12月頃に、晩生種でも2月にかけて半透明でにぶいツヤのある黄色く香り高い花がやや下を向いて咲く[1]。名前に梅がついているためバラ科サクラ属と誤解されやすいが、別属である。
唐の国から来たこともあり唐梅(カラウメ)とも呼ばれ、中国名も蝋梅であったことにちなむ。本草綱目によれば、半透明でにぶいツヤのある花びらがまるで蝋細工のようであり、且つ臘月(ろうげつ:旧暦12月)に咲くからこの名がついた[1]。日本においてはロウバイは晩冬(小寒〔1月6日頃〕から立春の前日〔2月3日頃〕までの間)の季語とされている[2]。
花やつぼみから抽出した蝋梅油(ろうばいゆ)を薬として使用する。
品種
ソシンロウバイ(素心蝋梅)、マンゲツロウバイ(満月蝋梅)、トウロウバイ(唐蝋梅)などの栽培品種がある。よく栽培されているのはソシンロウバイで花全体が黄色である。ロウバイの基本種は、花の中心部は暗紫色で、その周囲が黄色である。
栽培
土壌をあまり選ばず、かなり日陰のところでもよく育ち開花する丈夫な花木である。
繁殖は、品種ものの一部を除き挿し木が一般的だが実生からの育成も容易。種まきから最も簡単に育てられる樹種である。晩秋になると、焦げ茶色の実(蒴果)がなっているので、もらってきて播くといい。タネはアズキくらいの大きさである。寒さに遭わせたほうがよく発芽するので、庭に播き、5mmほど覆土しておくと、春分を過ぎてから生えてくる。本葉が開いたら上広げてやるといい。
毒性
種子などにアルカロイドであるカリカンチンを含み有毒。中毒すればストリキニーネ様の中毒症状を示す。カリカンチンの致死量はマウス44mg/kg(静脈注射)、ラット17mg/kg(静脈注射)である。
関連項目
ギャラリー
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ソシンロウバイ(素心蝋梅)(中心部の花弁が暗紫色にならない)
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ロウバイ
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小石川後楽園で撮影