「分 (角度)」の版間の差分

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2006年5月5日 (金) 15:54時点における版

分(ふん)
記号
SI併用単位
角度
定義 (1/60)度
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角度単位としての(ふん, minute (of arc), MOA)は、1の60分の1の角度である。

1度が円弧の360分の1の角度と定義されているので、1分は円弧の21600分の1となり、それは(π/10800)ラジアンとなる。分は、特に天文学において非常に小さな角度を表すのに用いられる。分を表す記号はプライム(′) (U+2032, ′)であり、1分は 1′ または 1' のように書かれる。日本ではアポストロフィー(')で書かれることも多いが、本来は区別すべきである。


分およびその60分の1の角度であるは、地図や航海においても使用される。地球の海面において1分はおよそ1852.22mである。赤道における1分の長さが海里で、現在では1852mと定義されている。

伝統的に、地球上での位置、すなわち緯度経度は度・分・秒によって表される。これによって地球上でのどんな位置を正確に表すことができる。しかし、分と秒が六十進法でありわかりにくいことから、度のみを用いて、度以下は小数によって値を示すことが好まれる。度のみを用いた場合、小数点以下3桁まで与えれば、度・分・秒によって表すのとほぼ同じ精度が得られる。

地球は1(時間)につき15分(経度)回転する。

分は国際単位系(SI)の単位ではないが、広く使用されていることからSIと併用しても良い単位とされている。ただし、できるだけ度のみを使用し、度以下は小数で表すようにすべきとしている。