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2015年5月25日 (月) 12:08時点における版
ヌテラ(伊: Nutella)は、ヘーゼルナッツペーストをベースに砂糖、ココア、脱脂粉乳、香料、乳化剤などの材料を混ぜ合わせた、チョコレート風味の甘いスプレッド。イタリアのフェレロ社が発売している製品で、「ヌテラ (Nutella)」という商品名は同社の登録商標である。
パンなどに塗って食べるのが一般的。アメリカやヨーロッパなどでは人気のあるスプレッドである。
日本では、かつてキユーピーが販売していたが、2010年3月31日を以て販売を終了しており[1]、2014年現在では、日本フェレロが取り扱っている[2]。
歴史
ヌテラの原型は、フェレロ社の創業者であるピエトロ・フェレロによって1940年代に作り出された。当時、第二次世界大戦に伴う配給制でココアが不足していたため、ピエモンテ州で豊富に産出されるヘーゼルナッツが使用された[3]。
このヌテラの原型は、パスタ・ジャンドゥーヤ(pasta gianduja)と呼ばれた。パスタはペーストの意味である。パスタ・ジャンドゥーヤは塊状だったが、フェレロはこれを瓶詰めにしたものをスーパークレマ・ジャンドゥーヤ(supercrema gianduja)として発売。1964年には名称をヌテラ(Nutella)に変更した。これは木の実を意味する"nut"に柔らかい語感を与える"ella"を組み合わせたものである[4]。
なお、2007年にワールド・ヌテラ・デーは2月5日であると制定された。[6]
派生品
- Nutella and Go
- ヌテラとグリッシーニ(スティック状のビスケット)を組み合わせて、ひとつのパッケージにした商品[7]。
- Nutella and Go Estathé
- Nutella and Goにさらに紅茶飲料の「Estathé」(エスタテ)を組み合わせた商品[8]。
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Gnutellaとの関係
P2Pファイル交換ソフトのGnutellaの名称は、ヌテラを好きだった元々の開発者によって、GNUとヌテラから名づけられた合成語である[10]。2001年にはフェレロ社がGnutellaに対して法的措置を取ると報じられたこともある[11]。
脚注
- ^ 販売終了商品のご案内 キユーピー
- ^ 遊ナビ:得だねプレゼント情報 /東京 毎日新聞、2014年07月01日
- ^ History 1 FERRERO U.S.A., INC.
- ^ History 2 FERRERO U.S.A., INC.
- ^ History 3 FERRERO U.S.A., INC.
- ^ World Nuttela Day、2015年2月5日更新
- ^ Nutella & Go FERRERO
- ^ Nutella Snack & Drink FERRERO
- ^ World Cup 2014: Germany – the stories behind the players The Guardian、2014年6月5日
- ^ Gnutella に関して - GNU プロジェクト フリーソフトウェアファウンデーション
- ^ Nutella takes legal action against Gnutella The Guardian、2001年2月28日
関連項目
外部リンク
- ヌテラ・オフィシャルサイト(イタリア語)