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バルコニーは建物から外部に突き出したような形を採るか、部屋に接する野外の陸屋根状のスペースを利用する。後者の場合、正面または2方向、3方向のみ手摺があり、一方は壁面になる。通常、バルコニーに出るための開口が設けられている。
バルコニーは建物から外部に突き出したような形を採るか、部屋に接する野外の陸屋根状のスペースを利用する。後者の場合、正面または2方向、3方向のみ手摺があり、一方は壁面になる。通常、バルコニーに出るための開口が設けられている。

下階の屋根部分をバルコニーとして利用する形態をルーフバルコニーという<ref name="big">[http://www.big-tokyo.com/beginner/terms4.html 不動産用語辞典] ビッグ</ref>。


日本の[[建築基準法施行令]]では、“100センチメートル以上の幅と110センチメートル以上の手摺を付ける”ことと定められている。
日本の[[建築基準法施行令]]では、“100センチメートル以上の幅と110センチメートル以上の手摺を付ける”ことと定められている。
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画像:Malta_02_Valletta.jpg|マルタ島では伝統的なバルコニーが数多く見られる
画像:Malta_02_Valletta.jpg|マルタ島では伝統的なバルコニーが数多く見られる
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== 脚注 ==
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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==

2014年2月25日 (火) 13:46時点における版

ブランケット付きのバルコニー、手すりのついたもの
ローマのバルコニー

バルコニー (balcony)は、一般に建物の外部壁面部分に張り出した手すりつきのスペースのことである。イタリア語のbalconeに由来する。

構造

概ねそのスペースを支える支柱のようなブランケットがついている。伝統的なマルタ風バルコニーは、壁面から張り出した木造のバルコニーである。

バルコニーは建物から外部に突き出したような形を採るか、部屋に接する野外の陸屋根状のスペースを利用する。後者の場合、正面または2方向、3方向のみ手摺があり、一方は壁面になる。通常、バルコニーに出るための開口が設けられている。

下階の屋根部分をバルコニーとして利用する形態をルーフバルコニーという[1]

日本の建築基準法施行令では、“100センチメートル以上の幅と110センチメートル以上の手摺を付ける”ことと定められている。

ベランダとの違いは、手摺および屋根の有無。

用途

日本のバルコニーは、物干し場や庭としての活用、娯楽スペースなどに利用されることがある。特に高層建築ではその用途に加えて、高さへの不安感の解消と、災害時の避難経路確保の目的から付けられることがある。また、ホンダ青山ビルには「万一地震で窓が割れても(破片が落ちて)下の通行人に危険が及ばないように」と言う安全上の理由からバルコニーが採用されている。

往々にして、バルコニーは特別の行事のために特に設置されるということもある。たとえば、ローマサン・ピエトロ大聖堂での新しい教皇の選出で、コンクラーベの後、教皇の信徒への挨拶のためといったようなケースである。教会の中でも、バルコニーは聖歌隊のために利用されたり、また政府や要人たちの儀礼的な晩餐会などでも、音楽の演奏者やその他のスタッフのためにバルコニーが同様の使われ方をすることもある。

劇場のバルコニーは、定番の観客席であるが、この名前は今日の慣習では、階下の一般の観客とは別に正装をして催しに臨む人たちの観客席と一体化して使われることが多い。

ギャラリー

脚注

  1. ^ 不動産用語辞典 ビッグ

関連項目