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[[二上山 (岡山県)|二上山]]山上に位置する山岳[[密教]]寺院である。 |
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寺伝によれば、[[奈良時代]]初期の[[和銅]]7年([[714年]])[[泰澄]]が[[観音]]の霊夢を見て開山したと言われる。[[平安時代]]以降、[[真言宗]]、[[天台宗]]の2つの宗派の道場となった。 |
寺伝によれば、[[奈良時代]]初期の[[和銅]]7年([[714年]])[[泰澄]]が[[観音]]の霊夢を見て開山したと言われる。[[平安時代]]以降、[[真言宗]]、[[天台宗]]の2つの宗派の道場となった。 |
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2013年6月22日 (土) 06:02時点における版
両山寺 | |
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所在地 | 岡山県久米郡美咲町両山寺454 |
位置 | 北緯33度24分11.88秒 東経133度17分9.34秒 / 北緯33.4033000度 東経133.2859278度 |
山号 | 二上山 |
宗派 | 高野山真言宗 |
寺格 | 準別格本山 |
本尊 | 聖観音 |
創建年 | 伝・和銅7年(714年) |
開基 | 伝・泰澄 |
正式名 | 二上山 蓮華院 両山寺 |
札所等 | 美作八十八ヶ所24番 |
文化財 |
二上山護法祭(護法祭として、国選択無形民俗文化財) 鰐口、二上山護法祭(県重文) |
法人番号 | 2260005007046 |
両山寺(りょうざんじ)は岡山県久米郡美咲町に所在する寺院である。山号は二上山。詳しくは、二上山 蓮華院 両山寺と号する。宗派は高野山真言宗。本尊は聖観音。高野山真言宗美作八十八ヶ所第二十四番札所である。
御詠歌:見渡せば 只白妙の 玉くしげ 二上山の 雪の曙
概要
寺伝によれば、奈良時代初期の和銅7年(714年)泰澄が観音の霊夢を見て開山したと言われる。平安時代以降、真言宗、天台宗の2つの宗派の道場となった。
戦国時代の永禄8年(1565年)尼子氏と毛利氏の争いにより寺院は焼亡した。
江戸時代前期の元禄元年(1688年)に津山藩3代藩主森長成が寺院を再興した。
文化財
- 岡山県指定重要文化財
- 鰐口
- 青銅製、直径54cm、厚さ27cm、重量27kg。南北朝時代の貞治2年/正平18年(1363年)に作成された。当地の豪族・垪和(はが)氏が寄進した。昭和34年(1959年)3月27日指定。
- 岡山県指定重要民俗文化財
- 二上山護法祭
- 本来は修験者の修法であったと言われる。起源は鎌倉時代の建治元年(1275年)に遡る。この護法祭は久米郡各地で行われており、国の選択無形民俗文化財に選択されている。昭和52年(1977年)4月8日指定。
画像
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本堂
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大師堂
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薬師堂
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二上杉
参考文献
- 岡山県高等学校教育研究会社会科部会歴史分科会/編 『新版 岡山県の歴史散歩』 山川出版社 1991年 73ページ
- 市川俊介/著 『岡山文庫 岡山の神社仏閣』 日本文教出版 1978年
- 現地説明板/環境省・岡山県