コンテンツにスキップ

「分 (角度)」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
ZéroBot (会話 | 投稿記録)
m r2.7.1) (ロボットによる 追加: af:Boogminuut
Sonchou (会話 | 投稿記録)
m 解消済み仮リンク
12行目: 12行目:
1度が円弧の360分の1の角度と定義されているので、1分は円弧の21600分の1となり、それは(&pi;/10800)[[ラジアン]]となる。分は、特に[[天文学]]において非常に小さな角度を表すのに用いられる。分を表す記号は[[プライム]](&#8242;) (<code>U+2032</code>, <code>&amp;prime;</code>)であり、1分は 1&#8242; または 1''&#39;'' のように書かれる。日本では[[アポストロフィー]](')で書かれることも多いが、本来は区別すべきである。
1度が円弧の360分の1の角度と定義されているので、1分は円弧の21600分の1となり、それは(&pi;/10800)[[ラジアン]]となる。分は、特に[[天文学]]において非常に小さな角度を表すのに用いられる。分を表す記号は[[プライム]](&#8242;) (<code>U+2032</code>, <code>&amp;prime;</code>)であり、1分は 1&#8242; または 1''&#39;'' のように書かれる。日本では[[アポストロフィー]](')で書かれることも多いが、本来は区別すべきである。


分およびその60分の1の角度である[[秒 (角度)|秒]]は、地図や航海においても使用される。、[[地球]]の[[大円]]上における1分の長さが[[海里]]の元々の定義であった。{{仮リンク|GRS 80|en|GRS 80}}[[地球楕円体]]面上における、[[緯度]]差1分に相当する平均的な[[子午線弧]]長は、およそ1852.22mである。現在では1海里は1852mと定義されている。
分およびその60分の1の角度である[[秒 (角度)|秒]]は、地図や航海においても使用される。、[[地球]]の[[大円]]上における1分の長さが[[海里]]の元々の定義であった。[[GRS80]][[地球楕円体]]面上における、[[緯度]]差1分に相当する平均的な[[子午線弧]]長は、およそ1852.22mである。現在では1海里は1852mと定義されている。


伝統的に、地球上での位置、すなわち緯度と[[経度]]は度・分・秒によって表される。これによって地球上でのどんな位置も正確に表すことができる。しかし、分と秒が[[六十進記数法|六十進法]]であり分かりにくいことから、度のみを用いて、度以下は小数によって値を示すことが好まれる<!-- そうか? 「アメリカでは」? -->。度のみを用いた場合、小数点以下3桁まで与えれば、度・分・秒によって表すのとほぼ同じ精度が得られる。
伝統的に、地球上での位置、すなわち緯度と[[経度]]は度・分・秒によって表される。これによって地球上でのどんな位置も正確に表すことができる。しかし、分と秒が[[六十進記数法|六十進法]]であり分かりにくいことから、度のみを用いて、度以下は小数によって値を示すことが好まれる<!-- そうか? 「アメリカでは」? -->。度のみを用いた場合、小数点以下3桁まで与えれば、度・分・秒によって表すのとほぼ同じ精度が得られる。

2012年12月21日 (金) 09:10時点における版

ふん
記号
角度
SI (π/10800) rad
定義 (1/60)度
テンプレートを表示

角度単位としての(ふん, minute (of arc), MOA)は、1の60分の1の角度である。

1度が円弧の360分の1の角度と定義されているので、1分は円弧の21600分の1となり、それは(π/10800)ラジアンとなる。分は、特に天文学において非常に小さな角度を表すのに用いられる。分を表す記号はプライム(′) (U+2032, &prime;)であり、1分は 1′ または 1' のように書かれる。日本ではアポストロフィー(')で書かれることも多いが、本来は区別すべきである。

分およびその60分の1の角度であるは、地図や航海においても使用される。、地球大円上における1分の長さが海里の元々の定義であった。GRS80地球楕円体面上における、緯度差1分に相当する平均的な子午線弧長は、およそ1852.22mである。現在では1海里は1852mと定義されている。

伝統的に、地球上での位置、すなわち緯度と経度は度・分・秒によって表される。これによって地球上でのどんな位置も正確に表すことができる。しかし、分と秒が六十進法であり分かりにくいことから、度のみを用いて、度以下は小数によって値を示すことが好まれる。度のみを用いた場合、小数点以下3桁まで与えれば、度・分・秒によって表すのとほぼ同じ精度が得られる。

地球は1(時間)につき15分(経度)回転する。

分は国際単位系(SI)の単位ではないが、広く使用されていることからSIと併用しても良い単位(SI併用単位)とされている。ただし、できるだけ度のみを使用し、度以下は小数で表すようにすべきとしている。

関連項目