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* 田邊小隅は夜襲時の混乱に備え、合言葉を定めたが、大石良雄の討ち入りも[[未明]]であり<!-- 大石良雄参照 -->、いずれも視界の悪い、夜襲時に備えて定められたという共通点がある。 |
* 田邊小隅は夜襲時の混乱に備え、合言葉を定めたが、大石良雄の討ち入りも[[未明]]であり<!-- 大石良雄参照 -->、いずれも視界の悪い、夜襲時に備えて定められたという共通点がある。 |
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[[アメリカ陸軍]]では「サンダー」に対して「フラッシュ」と返すものがあった<ref>「[[メダル・オブ・オナー アライドアサルト]]」</ref>。 |
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アメリカドラマ『[[ザ・パシフィック]]』では、[[ガダルカナル島の戦い]]時、米軍が合言葉を「ローレライ」とする場面が見られる。 |
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2012年8月1日 (水) 06:25時点における版
合言葉(あいことば)とは、共同体や仲間内で用いられる言葉の問答による合図の一種であり、互いが仲間であると認証するために、前もって問答を定めておいた言葉を指す。合い言葉とも記し、日本では、「山」と問われたら、「川」と答える合言葉が有名[1]。あるいは、仲間同士の主張を端的に表した標語、すなわちモットーも合言葉という。
歴史および使用例
日本の文献上、合言葉の使用例が初めて確認されるのは、『日本書紀』である。その記述によると、壬申の乱の時、別将の田邊小隅が刀を抜き、合言葉の合わない者を斬ったと記されている。この時の合言葉は、「金(かね)」と問われたら、「金」と答えるというものであった。この記述からも、7世紀末の飛鳥時代の頃から戦闘時の混乱に備えてあらかじめ合言葉が考えられていたことがわかる。
江戸時代、元禄赤穂事件において、吉良邸の討ち入り計画で大石良雄は前もって合言葉を定めたとされる[2]。
- 機械的な認証技術が進歩していなかった時代では、門番等は警戒状況が高まった時には合言葉が決められた。
- 田邊小隅は夜襲時の混乱に備え、合言葉を定めたが、大石良雄の討ち入りも未明であり、いずれも視界の悪い、夜襲時に備えて定められたという共通点がある。
アメリカ陸軍では「サンダー」に対して「フラッシュ」と返すものがあった[3]。
アメリカドラマ『ザ・パシフィック』では、ガダルカナル島の戦い時、米軍が合言葉を「ローレライ」とする場面が見られる。
欠点
- 誰かに答えを聞かれた場合、仲間でない者の潜入を許してしまう。これを防ぐ方法として、時間ごとに合言葉を変えていくという手がある(その日、その時間帯によって複数定めておく)。
- 国内世間一般で有名かつ常識となった合言葉は用いる事ができない(容易に答えられる為)[4]。