「インシュレーター」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
17行目: 17行目:


== オーディオ ==
== オーディオ ==
[[オーディオ]]分野においては、[[アンプ]]や[[スピーカー]]など各機器から生じる振動を、機器間で干渉させないために用いられる。振動の吸収を目的としたもの、振動を速やかに逃すのを目的としたものがある。
[[オーディオ]]分野においては、[[スピーカー]]や[[アンプ]]など各機器から生じる振動を、設置面または他の機器との間で干渉させないために用いられる。振動の吸収を目的としたもの、振動を速やかに逃すのを目的としたものがある。


特に[[レコードプレーヤー]]においては[[ハウリング]]を抑止する効果がある。
特に[[レコードプレーヤー]]においては[[ハウリング]]を抑止する効果がある。

2012年5月22日 (火) 01:20時点における版

インシュレーター (insulator)とは、何らかの作用の遮断を目的として用いる絶縁材。

電気工学

絶縁体、絶縁材の意味。素材としては、碍子セラミックスや、各種放電管のガラス整流子電動機基板ベークライトが代表的な素材であるほか、も用いられる。

電子工学

一般的な絶縁体を意味する。これに関する技術として、リーク電流を減らすSOIなどがある。

機械工学

原動機ギアボックス、その他の振動を発する機械装置を支持するマウントや、機器を振動から守るために用いられる防振材。金属ばねゴムシリコーンナイロンウレタンなど、弾性塑性のある材料が一般的。

遺伝子工学

クロマチンインスレーター

建築材

防火材や防音材のことを指す。木質系床材に重量物を置く場合に緩衝材として利用し、傷がつかないようにする。

オーディオ

オーディオ分野においては、スピーカーアンプなど各機器から生じる振動を、設置面または他の機器との間で干渉させないために用いられる。振動の吸収を目的としたもの、振動を速やかに逃すのを目的としたものがある。

特にレコードプレーヤーにおいてはハウリングを抑止する効果がある。

インシュレーターを設置することで音が変わる事は物理的にも説明はつくが、良い音になったかどうかは、聴取する側の主観による要素が多いため(プラシーボ効果など)、音質向上を謳っているインシュレータ商品でも、実際の効能としては疑わしいものも少なくない。

なお、真空管を使ったアンプでは振動がノイズの原因なるので、効果がないとは必ずしも言い切れない[1]

脚注