「東京都立科学技術大学」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Ashibiki (会話 | 投稿記録)
81行目: 81行目:
[[Category:東京都の大学]]
[[Category:東京都の大学]]
[[Category:日本の公立大学]]
[[Category:日本の公立大学]]
[[Category:首都大学東京]]
[[Category:学校記事]]
[[Category:学校記事]]

2010年10月10日 (日) 03:04時点における版

東京都立科学技術大学
画像募集中
大学設置 1986年
創立 1954年
学校種別 公立
設置者 公立大学法人首都大学東京
本部所在地 東京都日野市旭が丘6丁目6番地
キャンパス 日野キャンパス
学部 工学部
研究科 工学研究科
ウェブサイト http://www.tmit.ac.jp/
テンプレートを表示

東京都立科学技術大学(とうきょうとりつかがくぎじゅつだいがく、英語: Tokyo Metropolitan Institute of Technology)は、東京都日野市旭が丘6丁目6番地に本部を置く日本国公立大学1954年創立、1986年大学設置。大学の略称は科技大、TMIT。 略称は、科技大TMIT

東京都が設置する公立大学であったが、東京都立大学東京都立保健科学大学東京都立短期大学と統合され、2005年4月に「首都大学東京」が開学した。2004年4月入学までの学生への学修環境保障のため、2011年3月まで「公立大学法人首都大学東京」が設置・運営する東京都立科学技術大学として存続する。他の3つの都立の大学とともに、2011年3月にはその役割を終える。

沿革

  • 1954年 東京都立工業短期大学開学。
  • 1960年 東京都立航空工業短期大学開学。
  • 1972年 上記の2短大が統合し、東京都立工科短期大学開学。
  • 1984年 4年制移行に向けた準備室を発足(都立工科短期大学内)。
  • 1985年 4年制移行に関する大学審査を通過。
  • 1986年 4年制に移行し、東京都立科学技術大学開学。(工学部機械システム工学科、電子システム工学科、航空宇宙システム工学科、管理工学科の1学部4学科)
  • 1990年 大学院修士課程を設置。(工学研究科力学系システム工学専攻、電子情報系システム工学専攻)
  • 1992年 大学院博士課程を設置。(工学研究科工学システム専攻)
  • 1996年 工学部管理工学科の学科名を改称、生産情報システム工学科となる。(注:開学準備期には、管理システム工学科の名称で設置する構想であったようである[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。
  • 2001年 大学院を改組、博士前期課程工学研究科システム基礎工学専攻、インテリジェントシステム専攻、航空宇宙工学専攻の1研究科3専攻および、博士後期課程工学研究科システム基礎工学専攻、インテリジェントシステム専攻、航空宇宙工学専攻の1研究科3専攻となる。

科技大の特色

施設関連

  • 学内では大学を「科技大」、工学部4学科を「機械科・電子科・航空科・生産科」と呼ぶ。また、学内施設、科学技術交流センターを「交流棟」と呼ぶ。
  • 工学部各学科の1学年の学生数は、留学生を含めても50人前後である。そのためサークルの数も多くなく、生協店舗も学生食堂(ラウンジ)も大きくはないが、少人数であることを生かした教育・課外活動に学生・教員・職員が一丸となって取り組んでいる。
  • 施設全体としては、教育棟(研究室、講義室、事務室、ラウンジ、生協)、交流棟(産学連携センター)、体育館、校地の北部には、実習関連の施設がある。航空自衛隊より貸与された、F96型戦闘機が学外展示されてきたが、好事家の手によって部品がはずされ無残な状態になっていた。なお、エンジンは実習棟内の燃焼試験室で実習に用いられてきた(開学の頃の話)。

教育プログラム

科学技術大学の教育プログラム

  • 開学時期より、セメスター制を取り入れており、1年間は3学期間単位での履修だった。
  • 各学科伴、教養・専門混成プログラム編成となっており、1年次から専門教育の履修が始まっていた。
  • 開学時期より産学連携に力を入れており、東京都多摩地域の企業と連携して、産学間研修などを推進してきた。
  • 大学院課程は、首都大学東京に編入後も存続する。元々の目的が、研究開発型の大学を目指してきたことによる。

首都大学インテリジェントデザイン科としてのカリキュラム

  • 1年から2年次までの、教養課程は南大沢キャンパスで行われる。
  • 3年次に専門課程に当たる教育カリキュラムとして、日野キャンパスに移動。
  • 大学院課程は、都立科学技術大学の設置した研究科へ移行する予定。

その他

  • 研究者間の連携として、航空科ではNASAエームズ研究センターやISASなどとも連携を行ってきた。機械科では、都立産業技術研究所などと連携を行ってきた。電子科では、多摩地域の電子産業(岩崎通信機工業、横河電機、コニカ・ミノルタ、オリンパスなど)と連携を行ってきた。管理科(現、生産科)では、企業及び都立産業技術研究所などとの連携を進めてきた。
  • 他の科学技術系大学が、技術科学大学と称しているが、本学の場合には標準日本語である、科学技術が用いられている。これは、設立当初の学長及び当時の都知事の意向により決定されたもの。科学技術大学の碑は、当時の東京都知事の手によるもの。
  • 4年制移行は、東京都総務局の意向によるもの。その後、東京都教育庁内の都立大学局管轄に入り、現在の体制になる。
  • 開学時期には、多くの名物教授が居た。例えば、トンボの飛行の研究で有名な、東氏や日本マイコンクラブ会長の故渡辺氏(初代学長)など。

科技大の校歌

愛を宇宙へ(作詞・岩谷時子、作曲・服部克久

  • 『愛を宇宙へ』は「あいをうちゅうへ」と読むのか、あるいは「あいをそらへ」と読むのかについては、学内でも意見が分かれている。

研究者・学者

関連項目

外部リンク