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2010年5月16日 (日) 10:45時点における版
リンバーガー(Limberger)は、ベルギー国リンブルフ州・リエージュ州を起源とするチーズで、その鼻を突くような悪臭で有名である。ランブール(Limbourg)あるいはリンブルガーとも呼ばれる。アメリカ合衆国とドイツで生産されている。
リンバーガーやその他皮を洗うチーズを発酵させるために使われるバクテリアは Brevibacterium linens(リネンス菌)であるが、このバクテリアは人間の皮膚表面に生息し、人間の体臭の原因の一つとなっている[1]。このバクテリアが使われる理由としては、リンバーガーを作ったリンブルフの修道士が、もともとは足で踏みつけることによって牛乳とカード(凝乳)を混ぜていたのが起源であろうと言われている。
現在北米でリンバーガーを唯一生産するのは、ウィスコンシン州モンローのシャレーチーズ協同組合だけである。ウィスコンシン州ではチーズ製造者の免許なしでこのチーズを生産することは違法とされている。
リンバーガーチーズとその特有のにおいは、さまざまなメディアで頻繁に笑いの種にされている。代表的なものではチャップリンの喜劇映画における塹壕戦の描写で、リンバーガーを敵の塹壕に投げ込んでパニックに陥らせるといったシーンがある。
- 原産国: ベルギー国リンブルフ州・リエージュ州
- 原料: 牛乳(殺菌乳)
- 形状: 直方体
- 重量: 400~450g、最大1.2kg
- 凝固: 非加熱、非加圧
- 食味: なめらか、クリーミー、やや軟、軽い味
- 発酵期間: 小型のものは2~3週間、最長3ヶ月
参考文献
- ^ McGee, Harold (2004). On Food and Cooking (Revised Edition). Scribner. ISBN 0-684-80001-2 pp 51-63, "Cheese"
- 文藝春秋/編『チーズ図鑑』(文藝春秋社、1993)ISBN 4-16-348130-3