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2010年3月19日 (金) 14:29時点における版
フィンセント・ファン・ゴッホは生涯に多くの自画像(じがぞう)を生みだした。 おそらくゴッホの自画像は、鏡像を見ながら描いたものと思われる。つまり、描かれたゴッホの顔の右半分は、実際には左半分なのである。
パリ
ゴッホが描いた自画像のうち、現存するもっとも古い絵は1886年に描かれた。
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1886/87年冬 (F 268)[1]
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1886/87年冬 (F 269 verso)[2]
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1886/87年冬 (F 267)[3]
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1886/87年冬 (F 380)[4]
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1886/87年冬 (F 295)[5]
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1887年3、4月 (F 296)[6]
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1887年春 (F 345)[7]
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1887年夏 (F 524)[8]
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1887年夏 (F 526)[9]
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1887年夏 (F 356)[10]
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1887年秋 (F 320)[11]
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1887/88年冬 (F 344)[12]
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1888年1月 (F 522)[13]
アルル
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『制作に赴く途上の画家』、1888年8月 (F 448)[14]
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『包帯をしてパイプをくわえた自画像』。1889年1月 (F 529)[16]
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『耳を切った自画像(頭に包帯をした自画像)』 1889年1月 (F 527)[17]
サン=レミ=ド=プロヴァンス
サン=レミ=ド=プロヴァンスで仕上げられた自画像では、画家の頭部はすべて左側、つまり耳が切断されていない側から描かれている。
オーヴェル=シュル=オワーズ
人生最後の数週間、ゴッホはオーヴェル=シュル=オワーズでは自画像を描かなかった。
真贋
ゴッホのカタログ・レゾネ(類型別全作品目録)を出版した当時から、ジャコブ・バート・ド・ラ・ファイユは、真贋の怪しい絵が含まれていたことを認めている。 1930年ド・ラ・ファイユは、それまでに排除した100点以外にも、自身がカタログ・レゾネに掲載していた作品のうち、およそ30余りの絵の信頼性を否定した。 彼が信頼性を否定した絵画は、『自画像』や『ひまわり (絵画)』などが突出して多かった。 1970年、ド・ラ・ファイユの死後、原稿を管理する編集者は、それらの『自画像』が偽物であると看破したが[21] 、すべての論争を解決できたわけではなかった。 少なくとも1つは次のようなものである。
- 当時ロサンゼルスのウィリアム・ゲーツ・コレクションだった『Selfportrait 'a l'éstampe japonais'[22]』については、すべての編集者がその信憑性に疑いを示していた[23]。
一方2枚目の『自画像』は、その信憑性に疑いがもたれている。
- 『耳を切った自画像』は1910年にオスロ国立美術館が購入したが、この作品について、近年の学者、数十年来の技術研究者などは、全員一致でゴッホの真作ではないと考えている。その出自を研究していたスタッフは、正反対の考え「 pro domo 」を持っている。議論は進行中である。
参照
ゴッホの描いた自画像はかなりの枚数に上る。識別のため、ジャコブ・バート・ド・ラ・ファイユのカタログ・レゾネ(類型別全作品目録)(1928 & 1970) (F)やヤン・フルスカーによる改定版(1978年、1989年修正) (JH)の数字を参照している。
脚注
- ^ ワズワース・アセニウム、ハートフォード
- ^ ゴッホ美術館、アムステルダム
- ^ ゴッホ美術館、アムステルダム
- ^ クレラー・ミュラー美術館、オッテルロー
- ^ 厚紙に油彩。 41 x 32 cm 。アムステルダム国立美術館
- ^ 厚紙に油彩。 19 × 14 cm。ゴッホ美術館、アムステルダム
- ^ 厚紙に油彩。 42 × 33.7 cm 。シカゴ美術館
- ^ 厚紙に油彩。 42 × 31 cm 。ゴッホ美術館、アムステルダム
- ^ 厚紙に油彩。 24.9 × 26.7 cm 。デトロイト美術館
- ^ ゴッホ美術館、アムステルダム
- ^ カンバスに油彩。 47 × 35 cm 。オルセー美術館、パリ
- ^ カンバスに油彩。 44 × 37.5 cm 。ゴッホ美術館、アムステルダム
- ^ カンバスに油彩。 65 × 50.5 cm 。ゴッホ美術館、アムステルダム
- ^ モンマジュールへ行く途中のゴッホ。カンバスに油彩。 48 × 44 cm 。かつてマグデブルグのカイザー・フリードリヒ・ムゼウム所蔵だったが、第二次世界大戦で焼失した。
- ^ カンバスに油彩。 62 × 52 cm 。ポール・ゴーギャンに捧げられた。フォッグ美術館、ケンブリッジ (マサチューセッツ州)
- ^ カンバスに油彩。 51 × 45 cm 。個人像(詳細不明)
- ^ カンバスに油彩。 60 × 49 cm 。コートールド・ギャラリー、ロンドン
- ^ カンバスに油彩。 57 × 43,5 cm 。ナショナル・ギャラリー (ワシントン)
- ^ カンバスに油彩。 65 × 54 cm 。オルセー美術館、パリ
- ^ カンバスに油彩。 40 × 31 cm 。個人蔵。ゴッホは、髭を剃った直後に『ひげのない自画像』を描いた。この自画像は、最も高価な価格がついた絵画の1つで、1998年7150万ドルでニューヨークで売却された。当時、これは史上3番目に高価(インフレーションを考慮すると4番目)な売却価格であった。
- ^ ド・ラ・ファイユ 1970年
- ^ (英語版ウィキペディアによる表現、フランス語で『浮世絵の自画像』の意。『耳を切った自画像』のことか?)
- ^ ド・ラ・ファイユ 1970年、no. 476a: 『ろうそくの習作 étude à la bougie 』
参考文献
- Hammacher, A. M.: Van Gogh: Selbstbildnisse, Philipp Reclam jun., Stuttgart 1960; 2nd edition 1970
- Van Lindert, Juleke, & Van Uitert, Evert: Een eigentijdse expressie: Vincent van Gogh en zijn portretten, Meulenhoff/Landshoff, Amsterdam 1990 ISBN 90-290-8350-6
- Dorn, Roland: Vincent, portraitiste: Bemerkungen zu ein paar heissen Eisen, in: Lukas Gloor, ed.: Van Gogh echt falsch: Zwei Selbstbildnisse der Sammlung Emil Bührle, Zürich 2005, pp. 7 - 21