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'''中国囲棋会'''(ちゅうごくいきかい、中國圍棋會)は、[[台湾]]の[[囲碁]][[棋士 (囲碁)|棋士]]の組織。1952年に'''中国囲棋社'''(中國圍棋社)として設立され、1953年に現名称。[[名人戦 (台湾)|名人戦]]などの各種[[棋戦 (囲碁)|棋戦]]を主催し、1979年から職業棋士(プロ棋士)制度を開始した。
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'''中国囲棋会'''(ちゅうごくいきかい)は、[[台湾]]の[[囲碁]][[棋士 (囲碁)|棋士]]の組織。1952年に'''中国囲棋社'''(中國圍棋社)として設立され、1953年に現名称。[[名人戦 (台湾)|名人戦]]などの各種[[棋戦 (囲碁)|棋戦]]を主催し、1979年から職業棋士(プロ棋士)制度を開始した。


当初は[[応昌期]]の支援で活動していたが、応昌期囲棋教育基金会は90年代からは活動の中心を大陸に移す。2000年からは[[台湾棋院]]と併存している。
当初は[[応昌期]]の支援で活動していたが、応昌期囲棋教育基金会は90年代からは活動の中心を大陸に移す。2000年からは[[台湾棋院]]と併存している。
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**六品 : 陳長清
**六品 : 陳長清
**七品 : 周咸亨、陳永安
**七品 : 周咸亨、陳永安
**八品 : 陳秋龍、曹霖、陳士
**八品 : 陳秋龍、曹霖、陳士
**九品 : 啓徳、陳国興
**九品 : 啓徳、陳国興
*1993年永大杯戦、1994年[[中環杯囲棋オープン戦]]開始。
*1993年永大杯戦、1994年[[中環杯囲棋オープン戦]]開始。
*1994年、14歳の[[周俊勲]]を飛付八品として認定、95年には名人位を獲得、97年には名人・国手・永大杯・中環杯の4冠を達成。
*1994年、14歳の[[周俊勲]]を飛付八品として認定、95年には名人位を獲得、97年には名人・国手・永大杯・中環杯の4冠を達成。
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*1年間の勝率20%以下、または2年間で25%以下で降品。
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2010年3月8日 (月) 04:23時点における版

中国囲棋会
各種表記
繁体字 中國圍棋會
簡体字 中国围棋会
拼音 Zhōngguó Wéiqíhuì
注音符号 ㄓㄨㄥ ㄍㄨㄛˊ ㄨㄟˊ ㄑ|ˊ ㄏㄨㄟˋ
発音: ヂョングオ ウェイチーフイ
日本語漢音読み ちゅうごく いきかい
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中国囲棋会(ちゅうごくいきかい)は、台湾囲碁棋士の組織。1952年に中国囲棋社(中國圍棋社)として設立され、1953年に現名称。名人戦などの各種棋戦を主催し、1979年から職業棋士(プロ棋士)制度を開始した。

当初は応昌期の支援で活動していたが、応昌期囲棋教育基金会は90年代からは活動の中心を大陸に移す。2000年からは台湾棋院と併存している。

歴史

  • 1952年、中国囲棋社設立。会長に周至柔将軍、副会長に陳雪屏と林伯寿、事務局長に応昌期が就任。同年、呉清源を台湾に招き、大国手の称号を授与。
  • 1953年、中国囲棋会に改組し、副会長に程天放、束雲章が就任、副事務局長に袁惕素就任。
  • 1972年、周会長が応事務局長解任。
  • 1975年名人戦開始、1979年棋王戦開始、1981年国手戦開始。
  • 1977年、応昌期創案の囲碁ルール(計点制ルール)を採用。
  • 1978年、職業棋士準備委員会を発足、1979年に「職業棋士実施方法」を制定し、周咸亨陳永安、陳秋龍の三名を職業棋士として認定。続いて蔡登閣、陳国興、陳憲輝、曹澤霖、陳士を栄誉職業棋士に認定。陳長清も職業棋士に認定。
  • 1982年に棋士の品位制(九品が初段、一品が九段に相当)を開始し、以下を認定。品段対抗戦開始。
    • 六品 : 陳長清
    • 七品 : 周咸亨、陳永安
    • 八品 : 陳秋龍、曹沢霖、陳士
    • 九品 : 曽啓徳、陳国興
  • 1993年永大杯戦、1994年中環杯囲棋オープン戦開始。
  • 1994年、14歳の周俊勲を飛付八品として認定、95年には名人位を獲得、97年には名人・国手・永大杯・中環杯の4冠を達成。
  • 1998年、周俊勲が初の一品となる。
  • 2008年、台湾棋院の棋士制度改訂のために退院した棋士が、中国囲棋会入りする。同年、十段戦開始。

昇進制度

1982年の品位認定以降、日本棋院大手合制度を参考にした品位昇降戦を開始。他のプロ棋士制度の段位制は昇段だけで降段が無いのに対し、降品があるのが特徴。

  • 同品差の勝ちは8点、一品差6点、二品差4点、三品差2点とする。
  • 1年間の勝率75%以上、または2年間で70%以上で昇品。
  • 1年間の勝率20%以下、または2年間で25%以下で降品。