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2009年10月28日 (水) 15:15時点における版
猪苗代氏(いなわしろし)は、中世から近世にかけて陸奥国(後の岩代国)に栄えた一族の一つ。蘆名氏の一族で同じく桓武平氏、三浦氏の流れを汲む。
概要
三浦氏の一族の佐原氏の佐原盛連の長子で蘆名光盛(蘆名氏の祖)の兄である経連が鎌倉時代中期に耶麻郡猪苗代に土着して猪苗代氏を称したのが始まり。本家蘆名氏からは独立の傾向が強く、室町時代から戦国時代にかけて、たびたび合戦をしている。猪苗代経元の代で後継がなく、蘆名氏から養子として盛清を迎えている。
盛清の子の猪苗代盛国は、隠居した後に家督を再奪取した上で伊達政宗に通じ、蘆名氏の衰退を見てついに政宗に寝返り、摺上原の合戦で活躍した。その子である猪苗代盛胤は廃嫡された後は父と敵対し蘆名氏の味方をしたとされる。伊達政宗は小田原参陣の後、一部領地替えとなり、猪苗代氏の領地も替えられる。幕末まで仙台藩士として伊達家に仕える。
猪苗代氏の人物
(系図には異説もある。)