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2009年4月9日 (木) 14:54時点における版
ハシバミ属 | ||||||||||||||||||
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ハシバミ属(Hazel)は北半球に自生する落葉樹や低木10種からなる属である。英語では通常Hazelと言うが学名はCorylusである。ブナ目カバノキ科に分類されるが、ハシバミ科として独立させる植物学者もいる。
縁に二重鋸葉状の切れ込みを持つ、丸い形のシンプルな葉を持つ。花は葉が出てくる前の春の早い時期に咲き、雌雄同株で尾状花序をつける。雄花は淡黄色で5cmから12cmの長さである。それに対して雌花は非常に小さくほとんどがつぼみに隠れ、外からは1mmから3mmの赤い部分しか見えない。種は長さ1-2.5cm、幅1-2cmのナッツであり、固い殻に覆われている。殻の形状や構造はハシバミ属の種類を見分ける目印となる。
チョウ目の幼虫の餌となる。
利用
セイヨウハシバミの実は食用のヘーゼルナッツとして知られ、ナッツを収穫するために栽培されている。 またセイヨウハシバミはイングランドの伝統的な生垣にも用いられる。切られた木は小屋やフェンスを作るのに、固くて曲げやすい枝は鞭の素材として使われる。さらにヨーロッパや北アメリカなどでは庭の飾り木としても植えられる。
分類
北半球の温帯域に約20種がある。 日本には以下の2種が自生する。