「ハシバミ属」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
WikiBotas (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 変更: no:Hasselslekten
Idioma-bot (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 追加: lv:Lazdas
47行目: 47行目:
[[la:Corylus]]
[[la:Corylus]]
[[lt:Lazdynas]]
[[lt:Lazdynas]]
[[lv:Lazdas]]
[[nl:Corylus]]
[[nl:Corylus]]
[[nn:Hasselslekta]]
[[nn:Hasselslekta]]

2009年4月9日 (木) 14:54時点における版

ハシバミ属
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ブナ目 Fagales
: カバノキ科 Betulaceae
: ハシバミ属 Corylus

ハシバミ属(Hazel)は北半球に自生する落葉樹低木10種からなる属である。英語では通常Hazelと言うが学名はCorylusである。ブナ目カバノキ科に分類されるが、ハシバミ科として独立させる植物学者もいる。

ハシバミの葉と実

縁に二重鋸葉状の切れ込みを持つ、丸い形のシンプルな葉を持つ。花は葉が出てくる前の春の早い時期に咲き、雌雄同株で尾状花序をつける。雄花は淡黄色で5cmから12cmの長さである。それに対して雌花は非常に小さくほとんどがつぼみに隠れ、外からは1mmから3mmの赤い部分しか見えない。種は長さ1-2.5cm、幅1-2cmのナッツであり、固い殻に覆われている。殻の形状や構造はハシバミ属の種類を見分ける目印となる。

チョウ目の幼虫の餌となる。

ツノハシバミの実

利用

へーゼルナッツ

セイヨウハシバミの実は食用のヘーゼルナッツとして知られ、ナッツを収穫するために栽培されている。 またセイヨウハシバミはイングランドの伝統的な生垣にも用いられる。切られた木は小屋やフェンスを作るのに、固くて曲げやすい枝は鞭の素材として使われる。さらにヨーロッパや北アメリカなどでは庭の飾り木としても植えられる。

分類

北半球の温帯域に約20種がある。 日本には以下の2種が自生する。