「真源寺」の版間の差分

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== 下谷七福神 ==
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当寺院は、下谷[[七福神]]の一つの[[福禄寿]]を祀っている。他は以下のとおり。
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*正宝院(恵比寿)
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*寿永寺(布袋尊)
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== 交通アクセス ==
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*[[東日本旅客鉄道|JR東日本]][[山手線]][[鶯谷駅]]より徒歩7分
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*拝観料:無料
*拝観料:無料

== 地口で知られる他の寺社 ==
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[[Category:東京都の寺|しんけんし]]
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2008年6月15日 (日) 01:03時点における版

真源寺(しんげんじ)は、東京都台東区下谷一丁目にある法華宗本門流の寺院。鬼子母神を祀っていることで、入谷鬼子母神などの名称で、有名な寺院である。また7月七夕の前後に当寺院の境内で、朝顔市が開かれることでも有名で、入谷の名物であることはもとより、東京下町の夏の訪れを伝える行事として、全国的にも知られているものでもある。

由来

日融が1659年に当地に法華宗本門流の寺院を開山したことによる。下谷七福神の一つとして、また江戸三大鬼子母神の一つとして、有名な寺院で、「おそれ入谷の鬼子母神」という狂歌の中の洒落も有名である。

入谷朝顔市

当寺院の名物である朝顔市で有名になったのは、明治時代に入ってからで、江戸後期頃から当地で盛んだった朝顔栽培を人々に見せるために、当寺院の敷地内で栽培農家が披露したことがその起源である。明治時代を中心に、入谷界隈で朝顔作りが盛んになり数十件が軒を連ねたという。当地の朝顔は全国でも指折りの出来であったといい、朝顔のシーズンになると、入谷界隈には朝顔を見物しに、多くの人でごったがえしたという。(無論植物園などと違い、商品としてで栽培しているのでそのまま商売となった)その後、宅地化の流れにより入谷界隈での栽培が難しくなり、大正2年になって最後の栽培農家が廃業して、朝顔市は廃れてしまったが、戦後1948年に、地元の有志と台東区の援助の元、再び入谷で朝顔市が復活することになり、現在では例年、七夕の前後3日間(7月6日、7日、8日)に当寺院の敷地内で開催され、下町の夏の風物詩としてすっかり定着している。

下谷七福神

当寺院は、下谷七福神の一つの福禄寿を祀っている。他は以下のとおり。

  • 元三島神社(寿老神)
  • 英信寺(大黒天)
  • 法昌寺(毘沙門天)
  • 弁天院(弁才天)
  • 正宝院(恵比寿)
  • 寿永寺(布袋尊)

交通アクセス

地口で知られる他の寺社

地口である「恐れ入谷の鬼子母神」と並んで知られている「びっくり下谷の広徳寺」の広徳寺は、現在の台東区役所付近にあったが、関東大震災により崩壊し、練馬区へ転出した。他に「情け有馬の水天宮」は日本橋蛎殻町にある水天宮、「なんだ神田の大明神」は、御茶ノ水にある神田明神である。