ヤーコプ・フォン・ユクスキュル

ヤーコプ・ヨハン・ユクスキュル男爵 (Jakob Johann Baron von Uexküll, 1864年9月8日 ケブラステ Keblaste （現ミフクリ Mihkli） - 1944年7月25日 カプリ島) はエストニア出身のドイツの生物学者。1925年ハンブルク大学生理学名誉教授。

それぞれの動物が知覚し、作用する世界の総体が、その動物にとっての環境であるとし、環世界を提唱した（簡単に言うと、生物たちが持つそれぞれ独自の世界で、何を考え、行動しているのか）。 また生物行動においては目的追求性を強調し、機械論的な説明を排除した。かつて「新しい生物学の開拓者」と呼ばれた。

著書

• "Theoretische Biologie"(二巻、1920-28)
• 「生命の劇場」（入江重吉／訳　寺井俊正／訳、博品社、1995年11月、品切れ中）
• 「生物から見た世界」（ヤーコプ・フォン・ユクスキュル／〔著〕　ゲオルク・クリサート／〔著〕　日高敏隆／訳　野田保之／訳、新思索社、1995年8月 ISBN 4003394313）

外部リンク

• Jakob von Uexküll Centre