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'''アシュ・ラ・テンペル'''('''Ash Ra Tempel''')は著名な[[クラウト・ロック]]バンドのひとつである。ギタリストの[[マニュエル・ゲッチング]]、ベーのハルトムート・エンケ、ドラマーの[[クラウス・シュルツェ]]によ[[1970年]]に結成された。
| Name = アシュ・ラ・テンペル
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'''アシュ・ラ・テンペル'''('''Ash Ra Tempel''')は[[ドイツ]]の[[クラウト・ロック]][[バンド (音楽)|バンド]]。ギタの[[マニュエル・ゲッチング]]、ベースのハルトムート・エンケ、ドラムスの[[クラウス・シュルツェ]]の3人によって[[1970年]]に結成された。彼らの音楽は一般に宇宙的で[[サイケデリック]]であると評される{{誰}}


== 来歴 ==
[[1971年]]6月にファーストアルバム『Ash Ra Tempel』をリリース。クラウス・シュルツェのドライブ感あふれるドラミングが魅力だが、彼はこのアルバムのみで脱退してしまう(4th『Join Inn』にはゲストで参加)。4thまではLPの各面に、静と動の対比する曲が一曲ずつ収録されている。
[[1971年]]6月に1stアルバム『Ash Ra Tempel』をリリース。クラウス・シュルツェのドライブ感あふれるドラミングが魅力だが、彼はこのアルバムのみで脱退してしまう(4th『Join Inn』にはゲストで参加)。4thまではLPの各面に、静と動の対比する曲が一曲ずつ収録されている。


[[1973年]]の3rd『Seven Up』は、[[LSD (薬物)|LSD]]の[[グル]](伝道師)、[[ティモシー・リアリー]]博士がボーカルをとったアルバムである。録音の際には仲間のミュージシャンがスタジオに78人もつめかけ、LSD入りのセブン・アップを飲みながらセッションを行ったという。
[[1973年]]の3rd『Seven Up』は、[[LSD (薬物)|LSD]]の[[グル]](伝道師)、[[ティモシー・リアリー]]博士がボーカルをとったアルバムである。録音の際には仲間のミュージシャンがスタジオに78人もつめかけ、LSD入りのセブン・アップを飲みながらセッションを行ったという。


同年発表の4th『Join Inn』のあと、エンケが脱退する。ひとりになったマニュエルは、ファッションモデルのロジ・ミュラー(マニュエルの私的なパートナーでもあった)をフィーチャーして、ポップな5th『Starring Rosi』を制作発表。
同年発表の4th『Join Inn』のあと、エンケが脱退する。ひとりになったマニュエルは、ファッションモデルのロジ・ミュラー(マニュエルの私的なパートナーでもあった)をフィーチャーして、ポップな5th『Starring Rosi』を制作発表。
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1997年に来日し、ライブアルバム(『@shra』、『@shra Vol.2』)を発表。また、1995年に[[クラウス・シュルツェ]]のアルバム''"In Blue"''内の'''Return of The Tempel'''で久々の競演を果たし、2000年には二人でアシュ・ラ・テンペルの名を復活させ、かつてのメンバーだったハルムート・エンケに捧げるアルバム2枚をリリースした。アシュラとしてのリリースは2002年のアウトテイク集以降無いものの、現在もマイペースともいえる活動を続けている。
1997年に来日し、ライブアルバム(『@shra』、『@shra Vol.2』)を発表。また、1995年に[[クラウス・シュルツェ]]のアルバム''"In Blue"''内の'''Return of The Tempel'''で久々の競演を果たし、2000年には二人でアシュ・ラ・テンペルの名を復活させ、かつてのメンバーだったハルムート・エンケに捧げるアルバム2枚をリリースした。アシュラとしてのリリースは2002年のアウトテイク集以降無いものの、現在もマイペースともいえる活動を続けている。


== 作品 ==
==ディスコグラフィー==
=== アシュ・ラ・テンペル ===
=== Ash Ra Tempel===
*1971 '''Ash Ra Tempel'''
* Ash Ra Tempel (1971年)
*1972 Schwingungen
* Schwingungen (1972年)
*1973 '''Seven Up'''
* Seven Up (1973年)
*1973 Join Inn
* Join Inn (1973年)
*1973 Starring Rosi
* Starring Rosi (1973年)
*1993 Le Berceau de Cristal (recorded 1975)
* Le Berceau de Cristal (1993年、録音: 1975年)
*2000 Friendship
* Friendship (2000年)
*2000 Gin Rosé at the Royal Festival Hall
* Gin Rosé at the Royal Festival Hall (2000年)


=== Ashra ===
=== アシュラ ===
*1975 '''Inventions For Electric Guitar'''
* Inventions For Electric Guitar (1975年)
*1976 '''New Age Of Earth'''
* New Age Of Earth (1976年)
*1977 Blackouts
* Blackouts (1977年)
*1979 Correlations
* Correlations (1979年)
*1980 Belle Alliance
* Belle Alliance (1980年)
*1989 Walkin' The Desert
* Walkin' The Desert (1989年)
*1991 Tropical Heat (recorded 1985/1986)
* Tropical Heat (1991年、録音: 1985年 - 1986年)
*1998 Sauce Hollandaise
* Sauce Hollandaise (1998年)
*1998 @shra
* @shra (1998年)
*2002 @shra Vol. 2
* @shra Vol. 2 (2002年)
*2002 The Making Of
* The Making Of (2002年)


==外部リンク==
== 外部リンク ==
*[http://www.ashra.com Ashra - The Official Website(英語)]
* [http://www.ashra.com Ashra - The Official Website] {{en icon}}


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[[Category:ドイツのバ]]
[[Category:ニューエイジ・ミュージシャン|あしゆらてんへる]]
[[Category:テクノミュージシャン]]
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[[Category:ニューエイジ・ミュージシャン]]
[[Category:ミニマリズム]]


[[de:Ash Ra Tempel]]
[[de:Ash Ra Tempel]]

2008年5月22日 (木) 05:01時点における版

アシュ・ラ・テンペル
別名 アシュラ
出身地 ドイツの旗 ドイツ ベルリン
ジャンル クラウト・ロック
活動期間 1970年 -
レーベル ヴァージン・レコード
公式サイト Ashra - The Official Website (英語)
メンバー マニュエル・ゲッチングギター
クラウス・シュルツェドラムス
旧メンバー ハルトムート・エンケ (ベース
ティモシー・リアリー
ロジ・ミュラー
ルッツ・ウルブリッヒ

アシュ・ラ・テンペルAsh Ra Tempel)はドイツクラウト・ロックバンド。ギターのマニュエル・ゲッチング、ベースのハルトムート・エンケ、ドラムスのクラウス・シュルツェの3人によって1970年に結成された。彼らの音楽は一般に宇宙的でサイケデリックであると評される[誰?]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。

来歴

1971年6月に1stアルバム『Ash Ra Tempel』をリリース。クラウス・シュルツェのドライブ感あふれるドラミングが魅力だが、彼はこのアルバムのみで脱退してしまう(4th『Join Inn』にはゲストで参加)。4thまではLPの各面に、静と動の対比する曲が一曲ずつ収録されている。

1973年の3rd『Seven Up』は、LSDグル(伝道師)、ティモシー・リアリー博士がボーカルをとったアルバムである。録音の際には仲間のミュージシャンがスタジオに7、8人もつめかけ、LSD入りのセブン・アップを飲みながらセッションを行ったという。

同年発表の4th『Join Inn』のあと、エンケが脱退する。ひとりになったマニュエルは、ファッションモデルのロジ・ミュラー(マニュエルの私的なパートナーでもあった)をフィーチャーして、ポップな5th『Starring Rosi』を制作発表。

1975年の6th『Inventions For Electric Guitar』では作風を一変して、ギターのオーバー・ダビングとディレイによるミニマル・ミュージックを試みた。エレキギターによる洪水のような独特の美しい反復メロディーは、以降のアシュラ、あるいはマニュエルの代名詞となる。

1976年、バンド名をアシュラ(Ashra)に変更。ヴァージン・レコードと契約し、7th『New Age Of Earth』以下の4作品をリリース。いずれもシンセサイザーを前面に出したアンビエントテクノ、あるいはニューエイジ・ミュージック的な作品である。

1997年に来日し、ライブアルバム(『@shra』、『@shra Vol.2』)を発表。また、1995年にクラウス・シュルツェのアルバム"In Blue"内のReturn of The Tempelで久々の競演を果たし、2000年には二人でアシュ・ラ・テンペルの名を復活させ、かつてのメンバーだったハルムート・エンケに捧げるアルバム2枚をリリースした。アシュラとしてのリリースは2002年のアウトテイク集以降無いものの、現在もマイペースともいえる活動を続けている。

作品

アシュ・ラ・テンペル

  • Ash Ra Tempel (1971年)
  • Schwingungen (1972年)
  • Seven Up (1973年)
  • Join Inn (1973年)
  • Starring Rosi (1973年)
  • Le Berceau de Cristal (1993年、録音: 1975年)
  • Friendship (2000年)
  • Gin Rosé at the Royal Festival Hall (2000年)

アシュラ

  • Inventions For Electric Guitar (1975年)
  • New Age Of Earth (1976年)
  • Blackouts (1977年)
  • Correlations (1979年)
  • Belle Alliance (1980年)
  • Walkin' The Desert (1989年)
  • Tropical Heat (1991年、録音: 1985年 - 1986年)
  • Sauce Hollandaise (1998年)
  • @shra (1998年)
  • @shra Vol. 2 (2002年)
  • The Making Of (2002年)

外部リンク