鍋島直称

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時代	江戸時代前期から中期
生誕	寛文7年5月3日（1667年6月24日）
死没	元文元年5月28日（1736年7月6日）
別名	熊之助（幼名）、哲通（法号）
戒名	大応院殿哲通玄濬大居士
墓所	佐賀県佐賀市蓮池町西名の宗眼寺
官位	従五位下、朝散大夫、甲斐守
藩	肥前蓮池藩主
氏族	鍋島氏
父母	父：鍋島直澄、母：伊香賀貞知の娘・安樹院 養父：副島五郎兵衛のち鍋島直之
兄弟	鍋島直之、姉（鍋島直條室）、鍋島直守 鍋島之映、鍋島之治、鍋島直称
妻	正室：小花和成武の娘・興祥院
子	於千百（鍋島直堅室）、鍋島直恒、娘（諫早茂清室） 鍋島称之、成富盛隆、娘（中沢官右衛門室） 牟田辰馬

鍋島 直称（なべしま なおのり）は、肥前蓮池藩の第3代藩主。

寛文7年（1667年）5月3日、初代藩主・鍋島直澄の5男として藤津郡塩田吉浦別館で生まれる。元禄元年（1688年）に藩士・副島五郎兵衛の養子となるが、元禄7年（1694年）に異母兄で第2代藩主である鍋島直之の世子・鍋島直富が早世したため、直之の養子となった。元禄13年（1700年）に従五位下・朝散大夫・甲斐守に叙位・任官する。宝永5年（1708年）1月9日、直之の隠居により家督を継いで第3代藩主となった。

しかし宝永7年（1710年）、幕命により神田橋門・竹橋門などの手伝い普請による負担などで出費が相次いで財政が苦しくなり、正徳2年（1712年）に倹約令を出している。また、奢侈の風潮が藩内で強まり、藩財政は借金によって切り抜けるという自転車操業を繰り返した。享保2年（1717年）4月9日、子の鍋島直恒に家督を譲って隠居する。享保6年（1721年）には神崎郡東ヶ里の別館に移り、享保10年（1725年）には剃髪して哲通と号した。

元文元年（1736年）5月28日、東ヶ里村北原の別館で死去。享年70。

先代 鍋島直之

鍋島氏（蓮池藩3代）藩主 1708年 - 1717年

次代 鍋島直恒