牧尾晴喜

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牧尾 晴喜(まきお はるき、1974年-)は、建築翻訳家/株式会社フレーズクレーズ代表。

ル・コルビュジエフランク・ロイド・ライトミース・ファン・デル・ローエ、といった巨匠建築家の書籍や建築・デザイン系企業のPR、小説や絵本などさまざまな翻訳にたずさわる。

また、「ことば」と「デザイン」をテーマに、アンビグラムの手法によるブックカバー大阪の街をモチーフにしたクッキーコンセプトデザインなどをてがけ[1]ウェブマガジン『学芸カフェ』やサンゲツヴォーヌのウェブサイト上コラムでインタビュアーを務めた。

メルボルン工科大学大学院修了の後、各国のデザイン・建築や言語について学ぶ[2]。その後、スタジオOJMMを結成。2014年にデザイン・建築・アート系専門の翻訳・通訳会社、フレーズクレーズへ改組。

略歴[編集]

  • 1974年、大阪府生まれ
  • 2003年にスタジオOJMMを結成(2014年、フレーズクレーズへ改組)
  • 2006年、メルボルン大学での客員研究員(オーストラリア政府エンデバー・ジャパン・アワード)

訳書[編集]

  • 『モダン・ムーブメントの建築家たち: 1920-1970』、青土社
  • 『世界を変えた建築構造の物語』、草思社
  • 『暗闇の美術 陰鬱でもの悲しく怪奇な作品集』、求龍堂
  • 『あるノルウェーの大工の日記』『世界の橋の秘密ヒストリア』『彼女が大工になった理由』『死ぬまでに見たい世界の超高層ビル』、エクスナレッジ
  • 『[新版]我々は人間なのか』『幾何学パターンづくりのすべて ファッション、建築、デザインのためのリピートパターン制作ガイド』『〈折り〉の設計 ファッション、建築、デザインのためのプリーツテクニック』『アイソタイプ』『箱の設計』『ナチュラル アーキテクチャーの現在』、ビー・エヌ・エヌ
  • 『フランク・ロイド・ライト――世界を結ぶ建築』『安藤忠雄 建築家と建築作品』、鹿島出版会
  • 『「家」とは何か―アルヴァロ・シザの原点』、新建築社
  • 『ながいながいみち』『3びきのこぶた ~建築家のばあい~』、バナナブックス
  • 現代建築家コンセプト・シリーズ、LIXIL出版
  • ワールドアーキテクチャー・シリーズ、バナナブックス
  • 『VOGUE JAPAN』『AXIS』『アイデア』『A+U』『GA』『建築雑誌』などの雑誌

脚注[編集]

  1. ^ 「大阪の街おいしく表現」、産経新聞朝刊(大阪版)、2011年11月23日
  2. ^ 「大阪ネクストロータリークラブ初代会長 牧尾晴喜さん(35)」変わるロータリークラブ「第2660地区」の元気人、インタビュー、産経新聞朝刊(大阪版)、2010年5月11日

外部リンク[編集]