牧寿雄

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牧 寿雄(まき ひさお、生没年不詳)とは日本大正時代から昭和時代にかけての美術家である。

来歴[編集]

関西を中心にマヴォイストとして活動している。1924年MAVOの作家となった。1925年萩原恭次郎詩集『死刑宣告』の装丁、誌面をMAVO同人であった村山知義柳瀬正夢らとともにリノカット版画を用いて参加した。また、服飾図案の革新を図って1927年にマリヤ画房から『マヴォ染織図案集』を、同年11月に内田美術書肆から『新希臘派模様』(町田市立国際版画美術館所蔵)という木版による図案集を刊行している。

参考文献[編集]

  • 町田市立国際版画美術館編 『浮世絵モダーン 深水・五葉・巴水…伝統木版画の隆盛』 町田市立国際版画美術館、2005年
  • 竹村民郎 鈴木貞美編『関西モダニズム再考』 思文閣出版、2008年