熊野城
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熊野城 (島根県) | |
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熊野城遠景 | |
別名 | 要害山 |
城郭構造 | 連郭式山城 |
天守構造 | なし |
築城主 | 熊野久忠 |
築城年 | 15世紀 |
主な城主 | 熊野氏、天野隆重 |
廃城年 | 慶長5年(1600年)か |
遺構 | 郭 |
指定文化財 | 未指定 |
位置 | 北緯35度21分25.87秒 東経133度3分46.63秒 / 北緯35.3571861度 東経133.0629528度 |
地図 |
熊野城(くまのじょう)は、島根県松江市八雲町にあった日本の城。
概要
[編集]熊野城は、熊野氏によって築かれた山城。尼子氏時代には、月山富田城防衛の要として重要視され、尼子十旗の一つに数えられた。
構造
[編集]熊野城は、独立性の高い要害山に主郭を置き、山麓に延びる三方の尾根上に郭が連続する。特に東の緩斜面上には細長い郭が雛壇状に連なり、東麓の土居成と呼ばれる屋敷地に続く。
熊野城には天正年間に天野隆重が入ったと伝わるが、城跡は土塁を用いない尼子氏流築城術の特徴を良く残している。
沿革
[編集]- 15世紀、熊野久忠 (くまのひさただ)により築城された。
- 永禄6年(1563年)9月、毛利元就に攻められたが、熊野氏は良く守りこれを退けた(熊野鉄砲揃の戦い)。
- 永禄9年(1566年)11月、富田城が開城したため、熊野城も開城した。
- 永禄12年(1569年)、尼子勝久の挙兵に応じた熊野久忠が奪還し、尼子方の拠点となった。
- 元亀元年(1570年)、布部山の戦いで尼子方が大敗を喫すると、諸城と共に熊野城も開城した。
- 天正年間(1573年~1593年)、富田城から天野隆重が移り、居を構えた。