晶洞
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晶洞(しょうどう)とは、堆積岩や、火成岩玄武岩内部に形成された空洞の事で、鉱山などでは俗称で〈がま〉ともいわれる[1]。ギリシア語で「大地に似た」を意味する「γεώδης」に由来する「ジオード(英: Geode)」との呼称が国内外で一般的である[2]。内部には熱水や地下水のミネラル分によって、自形結晶が形成される。
成形のされ方
[編集]成形のされ方は以下の二種類である。
火成岩
[編集]溶岩内の気泡や水泡が固まって形成。溶岩の流れでアーモンド状や涙型に形成される。固化した後、熱水循環によって熱水が侵入しミネラル分が結晶化して形成されたものと考えられている。
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埋まった状態で開けたジオード
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スコットランド国立博物館で展示されているアメジスト・ジオード
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色のない水晶のジオードとアメシストのジオード
堆積岩
[編集]石灰岩など溶出しやすい核を持った団塊やコンクリーションの中身が溶解し、地下水などの続成作用によって内部で結晶化が行われて形成されたものと考えられている。
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エジプト ワディ・アル・バッティチ(メロン谷)産のコンクリーション
関連項目
[編集]- ドルーズ:日本では晶洞の「空洞の壁を作る鉱物が周囲を取り巻く岩石と同じ鉱物の場合」の事とされている[1]。一方、海外では、脈・空隙・晶洞内部の表面を覆う微細な結晶の事と説明されている[3]。
- サンダーエッグ
- ガマ (晶洞)
- 石泡
- クリスタルの洞窟、プルピ晶洞
- ペグマタイト
- 晶癖
- マンガン団塊
- メノウ