康復医学
表示
康復医学(こうふくいがく)(rehabilitation medicine)とは、中国大陸において健康を回復する医学として、主に漢民族等によって発展させられた伝統的な健康回復方である。中国大陸伝統の康復医学の歴史は2000年以上前より脈々と続いてきたものであり、『黄帝内経』『難経』等にもその哲学的要素が用いられて書かれている。中国大陸において、『予防医学』・『治療医学』とならんでの第三の医学が『康復医学』である。中国の医科大学には各地域の気候や地域特性、自然や環境の違いを踏まえた実践医学としての康復法がある。
現在治療に用いられている康復医学等
[編集]- 伝統方薬
- 鍼灸方法
- 医療按摩と推拿
- 飲食調整
- 医療気功法
- 各種浴寮法
- 順応自然法
- 心理康復方法
- 非薬物方法
- 伝統康復看護学
- 中西結合康復方法(中西=中医学と西洋医学)
- 民間療法康復方法
日本における康復医学
[編集]日本において康復医学は、按摩や鍼灸などの分野のみが紹介されることが多く、康復医学=按摩・鍼灸と理解されがちである。 一部で気功や生薬を用いた康復法も広がりを見せている。
参考文献
[編集]- 戴紅『康復医学』北京大学医学出版社
関連項目
[編集]- 漢方医学 * 漢方薬 * 生薬
- 鍼灸
- 按摩
- 陰陽
- 五行
- 陰陽五行思想
- 未病
- 気功
- アーユルヴェーダ - 中国医学より古く、その成立に大きく関わったインドの伝統医学
- チベット医学 - インド医学に強く影響を受けているが、中国医学を取り入れている部分もある